先週は東京の新路線構想に動きが2つ。2017年度予算で葛飾区が貨物線を利用したLRT構想に調査費を計上した。南北方向の鉄道路線を整備し、地域の一体化をめざす。地下鉄よりも投資額が小さいから、実現の可能性は高そうだ。 葛飾区は南北交通の鉄道を検討 2月6日、葛飾区は平成29年度当初予算案を発表した。テレビの関東ローカルニュースとして報道されたほか、翌日の全国紙東京版に掲載された。妊婦さん向け無料バス乗車証「マタニティパス」の発行などの子育て支援、伝統工芸などの産業振興の取組み、モンチッチなどのキャラクターを生かした地域活性化などの他に、区内の南北を結ぶ鉄道路線について検討するという。調査費として2000万円を計上するという。 この調査費の中には、新金貨物線を区内の南北を結ぶ新しい交通機関として検討するほか、地下鉄8号線・11号線延伸、メトロセブン構想の調査費用も含まれる。 新金貨物線は総武本