良い本に出会うと、いつも発症する病気がある。『読むのを止める 病』だ。 だって、もったいないじゃないですか。読み終わったら終わっちゃうじゃないですか。寂しいじゃないですか。その寂しさを埋めてくれる他の本なり映画なりなんなりに、すぐに出会える保証はないわけじゃないですか。 で、ただいま絶賛そのモードに突入しているのが、川上未映子による村上春樹へのインタビュー本『みみずくは黄昏に飛びたつ』。 ガチの村上春樹ファン、かつ本職の小説家である川上未映子が、村上春樹に聞きたかったこと、話したかったことを、全力を込めてぶつけまくっているこの本。僕が村上春樹に聞きたかったことが、村上春樹に言いたかった言い方で、北斗百烈拳のように浴びせかけられていて、良さの桜吹雪が舞うようでした。 「女性が性的な役割を担わされすぎていないか?」とか「それはマジですか?」とか聞いちゃんですよ? 川上未映子さん最高です。 過去
![もうすぐ読み終わってしまって寂しいので、事前に書いておく『みみずくは黄昏に飛びたつ』感想(追記あり)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/4c1f94ff70fd81e72b672aea9b3d47744269d301/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fcoolsummer.typepad.com%2Fdesign%2Fkotoripiyopiyoogimage.png)