入学試験が「人物重視」に傾いていけばいくほど、貧乏人の子どもには勝ち目がなくなっていく。ちょっとした作文と面接をすれば、そういう学力以外の資本の差は、結構残酷なほどわかってしまう。ペーパーテスト一発勝負は、十分に平等とはもちろん言えないにしても、人物重視よりはいくらかフェア。
こうして考えると、経済学の教科書的な「人手不足の領域は報酬が高まる」という命題よりも、「みんながやりたいけどできないことは高賃金、みんなできるけど誰もやりたがらないことは低賃金」という方が、世間の実態をより代表している気がする。
高い偏差値の学校に行ったほうがいいのは、教育レベルが高いことは勿論だけど、なにより「勉強することをバカにする風潮」が少ないことに尽きると思う。低偏差値学校にありがちな「勉強することをバカにする風潮」は、多くの子どもの将来をごっそりもぎ取ってしまう。
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