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ブックマーク / www.rieti.go.jp (3)

  • コラム「グレシャム法則の呪縛に苦しむ日本経済—ダーウィン法則への転換を目指して」

    20世紀は性悪説に立った資主義と性善説に立った社会主義が対決する世紀であったが、ソ連の消滅に象徴されるように、社会主義の全面敗北という形で幕を閉じた。「成功した唯一の社会主義国家」といわれた日においても、失われた10年を経て性善説の神話が崩壊してしまった。 社会主義は人間が質的に善良で、自分の幸せだけでなく、皆の幸せをも望むことを前提にしている。この場合、人々の利己的行動が他人に損害を与えないように、法律や契約をはじめさまざまな制度を厳格に明文化したり、これを実行するために警察、裁判所、刑務所など公権力を行使する機関に膨大な資源を投入したりする必要がない。その上、人々は互いに信頼関係によって結ばれ、目標に向けて協力し合う。そのとき、競争よりも協調を重んじる社会主義は効率と平等が両立できる素晴らしい制度となる。 高度成長期の日は概ねこの理想に近い状況であったが、性善説が成り立った(か

    gogatsu26
    gogatsu26 2023/12/22
    2002年7月9日 “グレシャム法則=「悪貨は良貨を駆逐する」”
  • RIETI - 米国、政権移行期間中に中国へ軍事攻撃の可能性…中国、台湾への軍事攻撃に警戒高まる

    ロイターが11月10日に公表した世論調査によれば、米国人の8割近くが「ジョー・バイデン氏が当選した」と認識していることがわかった。共和党員でさえ約6割がバイデン氏の勝利を認めているのにもかかわらず、ドナルド・トランプ大統領は「不正選挙だ」として敗北を認めないという異例の事態が続いている。 1896年の大統領選以降、負けた候補が勝者に祝福のメッセージを送り、敗北宣言をする伝統があった。これにより政権移行のプロセスが始まる慣行だったが、現在の状況を見ていると、トランプ陣営が敗北を認め、11週間の政権移行期間に協力の手を差し伸べる可能性はゼロのように思える。 不自然な事態はこればかりではない。ポンペオ米国務長官は11月10日の記者会見で、「大統領選挙で勝利を宣言したバイデン氏への政権移行に協力する考えはあるのか」という質問に対し、「トランプ政権の2期目への政権移行は滞りなく行われる」と述べ、バイ

  • 苅谷剛彦著『階層化日本と教育危機』 (2001年、有信堂高文社)RIETI - 論争ウォッチング

    戦後の短い期間で、日は職業構造の変化と学歴の上昇が同時に起こった。そして、職業配分メカニズムは、メリトクラテッィクな選抜の影響を強く受けるようになった。 この変化によって、教育において階層の影響は見えにくくなり階層という視点は消えていった。同時に、個人の能力による序列化を問題視する考え方が定着していった。 しかし、実際には階層の影響はなくなっておらず、そのような教育観によって、階層間のインセンティブディバイドをもたらし。 戦後の職業構造と選抜の変化 戦後、学校を卒業した農家の子弟はマニュアル職に従事するものが多かった。義務教育終了年限が上昇し(「見えざる学歴上昇」)、義務教育卒業者の製造業への就業が容易になったことがその要因としてある。 高校進学率が上昇した60年代以降は、高卒がマニュアル参入者の中心となった。同時に、父親がマニュアル職の家庭の出身者が高校を経てマニュアル職へ参入するよう

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