仕事で多くのブレインストーミングに参加しますが、本当にブレインがストーミングしたところを見ることは非常にレアです(笑) 「アイディアの否定はしない」「Yes, andでひとのアイディアに乗っかる」「適度な人数・時間」など最低限のルールは準拠しているのですが、出てくるアイディアは予想された範囲内で、ぜんぜん「発散」しきれません。こうした状況はきっとみなさんの職場でも起こっているのではないでしょうか。 ルールは守っているにも関わらず、まったく発散できない理由はなんでしょうか。 ファシリテーターが上手にアイスブレイクできないから? そもそも参加者のクリエイティビティが少ない? 原因は様々挙げられますが、実はほとんどのケースで起きているのは、主催者がどのようなアイディアを期待しているかが見抜かれていることが原因です。参加者はブレストのテーマから主催者の意図を察知して、なんとか良い答えを出してあげよ
ナガミネ文晶塾 ―― 決めつけない 押しつけない 「著者ファースト」の出版デビュー戦略ブログカネ無し・コネ無し・実績無し ……でも、出版をあきらめない! フリーターからベストセラー著者になった出版コンサルタントが、業界のあれこれや企画採用ノウハウなどを、気ままに書き連ねます。 ひとつの新しい出版企画を仕上げるには、テンションを上げて何でもいいからアイデアを出しまくる「拡散」という段階と、テンションを抑えて、実現可能性やマーケティング要素などを考慮していく「収斂」という段階があります。 この本は「拡散」の段階に絞って、ノウハウをお届けしているのかなと認識しております(たぶん)。 人間は社会的な動物なので、自分勝手に振る舞っていては、孤立し、最悪の場合は生存も危ぶまれます。 よって、社会の暗黙のルールである「常識」に沿って生きていますが、ただ、常識的な思考にとらわれていては、作り手として新しい
ひと口にアイデアと言っても、それを生み出すための方法は一つではありません。古今東西さまざまな発想法が生み出され、そして改良を加えられています。 あまりにもたくさんの発想法が存在するので、これからそれを学ぼうと考えている人にはややとっつきにくい印象を受けるかも知れません。しかし、眺めてみるとこういった発想法はいくつかの分類に分けることができます。ある種の「型」がそこには存在しているといってよいでしょう。 今回はアイデアを生み出す方法を4つの型に分類し、それぞれの発想法についても紹介したいと思います。 深める ある種の物事について、突き詰めて考えていくのが「深める」です。一時的な思いつきをそのまま使うのではなく、「そもそもこれは一体何を意味するのか」といった本質的な問いかけをするのがこの型です。実際的なアイデアよりも、問題提起について考えるときに使われることが多いでしょう。 代表的な発想法とし
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