オランダ、チリに連敗しグループリーグ敗退が決まったスペイン代表。パスはつながっていたが、危険なエリアにするすると侵入していくスペインらしい攻撃はついに見られなかった。 W杯連覇、さらにユーロ(欧州選手権)を含むメジャー4連覇の野望をいとも簡単に打ち砕かれたスペインの敗北は、奇しくも、サッカーの面白さと難しさを再認識させる証となった。 2008年から6年間、“強すぎた王者”はなぜ敗れたのか。チェルシーの指揮官ジョゼ・モウリーニョはこう分析している。 「スペインはこの6年間ずっと素晴らしいプレーを続けてきた。スペインが成し遂げたことはまさに偉業だ。しかし、その間、すべての対戦相手がスペインを観察し、研究してきた。公平な視点で、スペインが良いプレーをしなかったと言わざるをえない。オランダとチリの戦術は素晴らしかった。しかしスペインには、戦術が欠けていた」 おそらく、この言及のどれもが的を射ている
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