2008年、北京オリンピック。フェンシング男子フルーレ個人で、太田雄貴が日本人初となる銀メダルを獲得したことはまだ記憶に新しい。 その後、12年ロンドンオリンピックで団体銀メダル、15年の世界選手権で金メダル獲得と輝かしい20代を過ごした太田は、“日本フェンシング史上最高の才能”と称される現役時代を過ごした。 現役引退後は日本フェンシング協会の会長に就任し、いくつかの「改革」を実行。告知方法や会場選びを工夫し、それまでがらがらだった全日本選手権のチケットをわずか40時間で完売させたり、日本代表選手の選考基準に英語検定のスコアを導入したりなど、フェンシングを取り巻く環境を大きく変えようとしている。 30歳未満の次世代を担うイノベーターを選出する企画「Forbes JAPAN 30 UNDER 30」のスポーツ部門アドバイザーに就任した太田が、いまを生きる20代に伝えたいメッセージとは。 スー