「なぜここで志茂田景樹!?」 そう思われた方も多いのではなかろうか。 たしかにVOBO×志茂田景樹ときたら、これはなんとも奇妙奇天烈な組み合わせ。人選の動機はと言えば、これはもうひとえに「直感」と言うより他なく、あるいは「シュルレアリスムにおけるデペイズマン的なあれだよ」とでも言って茶を濁す他ない。 筆者自身、正直、インタビュー直前までかなり不安であった。志茂田景樹がエロスについて語っているところなどかつて見たこともないし(少なくとも僕は)、あまつさえ近年は志茂田氏そのものを見ていない。こんな具合でインタビューをおこなって果たして大丈夫なのか、僕らのような若造が急に現れて「性」について語ってくれなどと言ったら気を悪くしないだろうか…、とまぁ、そんなもろもろの不安を抱きつつ取材に臨んだわけなのだが、実際に氏とお会いしてみると、それらの不安は全て杞憂に過ぎなかった。 志茂田景樹、大いに語ってく