この2年間での学業を振り返ろうと思う。結果的に成績は悪くなかったが、そういう計れるもの以上に多くを学べたと思う。学期ごとに振り返ってみる。 1年目の秋学期 必修であった最初の学期では、以前も書いたが、学ぶことの楽しさと、拠って立つ原理原則を学んだ。つまり 1) ビジネスは複雑化し、事業の全体像を把握することは困難になる中、 2) マネージャーたるもの事実を把握するための最低限の知識・スキルを身につけたうえで、 3) 限られた情報の中で意思決定をするための原理原則を理解し、 4) その原理原則が適用できる範囲を把握して正しい判断を行うこと、が重要である ということを、ミクロ経済、ファイナンス、組織論などを綜合して学んだ。 世の中の多くの問題に正解はない。が、不正解はある。原理原則してはならない不正解を知ることは、意思決定の幅を的確に狭めてくれるし、また一見正しそうに聞こえる案に惑わされること
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