かつて、小売り業界有数の高収益企業として知られた総合スーパーのイトーヨーカ堂が株式上場以来、初めて本業のもうけを示す1年間の営業損益が赤字に転落する見通しとなりました。 昭和47年に株式を上場したイトーヨーカ堂はピーク時の平成4年度には営業利益が839億円に上り、小売り業界有数の高収益企業として知られていました。その後、持ち株会社の傘下に入って上場を廃止していますが、営業赤字になるのは株式上場以来、初めてです。 業績の改善に向けて、イトーヨーカ堂は今後4年間で、不振が続く店舗合わせて40店を閉鎖する方針です。会見で村田社長は、有力な専門店を積極的に誘致して収益の改善を図る考えを示しました。