「Rx入門 (4) - IObserver<T>の省略」では、受信側であるIObserver<T>を省略した書き方について取り上げました。その記事の冒頭で「送信側はさておき...」と送信側のことは棚に上げていましたが、そうは言ってもやはり送信側もIObservable<T>をいちいち実装するのは手間であり、現実的ではありません。そこで今回は、IObservable<T>を簡単に生成する方法について見ていきます。 解決へのアプローチ オブザーバーパターンは、「山 (IObservable<T>) から水 (情報) が湧き出て、川となって流れて (OnNext) おり、それを汲み上げる (Subscribe)」という風にイメージすることができます。(非常に個人的なイメージです) このイメージ通りにコードを記述することできればより理解し易い形となりますが、重要なのは「山から水が湧き出る」という箇