エレクトロニクスとアコースティカルな質感がナチュラルに溶け合った、独自のポップ・ワールドを聴かせる、ベベチオ。充実のミニ・アルバム3枚を経て、ついに完成した待望のファースト・フル・アルバム『ちょうちょ』。春の息吹を感じさせる、キラキラした傑作アルバムについて、ソングライティングも手がけるヴォーカル/ギターの早瀬直久が語った。 取材・文/宮内 健(ramblin') ベベチオ『ちょうちょ』を語る ベベチオの音楽は、春の匂いがする──おだやかな日差しにあたためられて、気分も気温もふわっと上がってきて。どこからともなくただよってくる花の薫りが鼻をくすぐり、色めきだつ街の景色や草木のあざやかさが目に映える──彼らの音楽を聴くと、一瞬にしてそんな情景が浮かんでくるのだ。 ソングライティングを手がけるヴォーカル/ギターの早瀬直久と、ベースの平良正仁からなる二人組のポップ・ユニット=ベベチオは、これまで
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