ドイツ、中国偏重の政策転換 「異質な国」と警戒―多角外交で日本重視 2020年12月27日07時14分 ドイツのメルケル首相(左)と中国の習近平国家主席=2019年9月、北京(EPA時事) 【ベルリン時事】ドイツが中国偏重と指摘されてきたアジア太平洋政策の修正に乗り出している。中国について、経済発展を遂げても民主化に至らない「異質な国」(独外交筋)であり続けると位置付け、是々非々で向き合う方針に転換。独政府は一方で、重視してこなかった日本との関係緊密化に目を向けている。 ドイツ、5G整備で審査厳格化 ファーウェイ念頭も名指しせず クランプカレンバウアー国防相は今月の時事通信とのインタビューで、中国の南シナ海での覇権主義を批判。15日の岸信夫防衛相とのウェブ討論ではインド太平洋に軍艦を派遣すると表明し、岸氏も「強く支持する」と応じた。独政府が9月に策定した「インド太平洋指針」にも、中国の南シ
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