超優秀なAI(人工知能)たちが1つの町に集まったら、どんなことになるだろうか? そんな疑問に答えてみるべく、スタンフォード大学とGoogleの研究チームは、仮想空間にRPGに登場するような町を作り、25人のAIアバターを解き放ってみることにした。いわゆるAI版シムズのようなものだ。 『arXiv』(2023年4月7日付)で閲覧できる研究によれば、そんなAIたちのライフスタイルは、実際の人間とほとんど変わらなかったという。 毎日のスケジュールを立てたり、パーティやデートをしたり、政治を語ったりと、我々と似た暮らしをしていたそうで自我をもったようだったという。 あるAIの専門家は、この結果について「汎用人工知能」へ向けた小さな一歩であると語っている。