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書評に関するgoldiasのブックマーク (14)

  • 副島隆彦というイノベーション - 書評人(The Reviewers)

    で一番、脳味噌が腐った文化人を上げろと言われれば、副島隆彦という人は、ぶっちぎりの1位を爆走するのではないだろうか。 左は志井和夫から内田樹まで、保守は石原都知事から西尾幹二まで、新自由主義は池田信夫から藤沢数さんまで、おそらく『副島隆彦が、会いたいらしいです』と言うと、全員唖然として、背筋が凍るはずである。副島はそのくらいインパクトのある男だ。 ここでは彼の狂人ぶりを詳細には説明しないが、副島隆彦が書くや主張の7割は嘘で、彼の政府陰謀論はファンタジー小説と言っても過言ではない。彼いわくSBの孫正義はデイビットロックフェラーの操り人形(パペット)であり、東大法学部の連中は皆殺しにしたほうがいいとも言っている。そして、あのオバマですら、さらなる権力のパペットにすぎないとのこと。アポロ11号が月へ行ったのを自分は見ていないから信じないとも宣言している。 そのような根拠のない陰謀論を大量に

  • はてなブログ | 無料ブログを作成しよう

    南関東の「いろんなところから富士山が見える」状況に驚きつづけている 大阪から東京に引っ越して30年以上経つが、じわじわと蓄積されてきた驚きがついに閾値を超えたので筆を執った次第である。正確には「ポメラ DM250を起動してmenuキーを押して新規作成を選んだ」のだが、ポメラを持っていなかったら、さらに驚きが蓄積されていないと…

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  • 『贋金つくり』(アンドレ・ジイド/岩波文庫) - 三軒茶屋 別館

    贋金つくり (上) (岩波文庫) 作者: アンドレ・ジイド,川口篤出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1962/12/16メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (19件) を見る贋金つくり (下) (岩波文庫) 作者: アンドレ・ジイド,川口篤出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1963/04/16メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (16件) を見る 『贋金つかい』と訳されているものもあるらしく翻訳的にはそっちの方が正しいっぽいのですが*1、古書店に足しげく通うことでようやく入手したものなので、記事内では『贋金つくり』で通させていただきます(笑)。書の対となる作品として『贋金つくりの日記』というのがあるみたいですがそっちは未読未入手ですので予めご容赦を。 書は、いわゆるメタ・フィクションの技法を用いた作品の元祖*2として知られて

    『贋金つくり』(アンドレ・ジイド/岩波文庫) - 三軒茶屋 別館
  • 「土の文明史」はスゴ本

    土壌の肥沃さと土壌浸から歴史をとらえなおす快著。文明の発展は土壌の搾取と放棄のくり返しによるものだということが分かる。 ■ 結論 書のシンプルな結論を図で説明する(p.17より引用)。「土」はもっとも正当に評価されていない、かつ、もっとも軽んじられた、それでいて欠くことのできない天然資源である。肥沃な土壌は、地下からの岩石の風化と地表での侵、およびその間の微生物・昆虫・ミミズなどの生物と植物類の生態系のバランスの上に成り立っている。あらゆる文明の興亡は、「いつこの土壌を使い尽くすか」「肥沃度をどのように保(も)たせるか」に依拠する。土壌の生成を上回るペースで浸を加速させる農業慣行により、肥沃な土壌を失ったときが、文明の滅ぶときである。つまり、土の寿命こそ文明の寿命なのだ。 ■ 超広角で大深度で人類史的な視座 環境破壊が歴史を変えた着眼点に「土」をもってくるところがユニークだ。しかも

    「土の文明史」はスゴ本
  • 13日間で「名文」を書けるようになる方法 - 情報考学 Passion For The Future

    ・13日間で「名文」を書けるようになる方法 高橋源一郎の明治大学大学院における「言語表現法」講義の書籍化。全13回の授業が学生とのやりとりを含めて収録されている。とてつもない名講義。言葉で語らず、インタラクションで考えさせるという高度な教授法を、毎回繰り出す。 初日、スーザン・ソンタグの「若い読者へのアドバイス」という名文が配られる。死期が近いことを悟った思想家が若者に向けて「心の傾注」という言葉をキーワードに真摯な忠告を短い手紙のように書きつづったものだが、「読み終わったら、その紙から目を上げ、窓の外を眺めてみてください。なんて美しい風景でしょう。このキャンパスのいいところは、こういうものが見られることです。すぐ横に、そんなに美しいものがあるのに、活字ばかり追いかけてはいけません。読んだものは忘れて、見ることに、傾注してください。」と先生。 オバマ大統領の演説、斉藤茂吉のラブレター、しょ

    goldias
    goldias 2010/02/02
    さすがだなあ。ほんとこんな授業受けたい。
  • 人は原子、世界は物理法則で動く―社会物理学で読み解く人間行動 - 情報考学 Passion For The Future

    ・人は原子、世界は物理法則で動く―社会物理学で読み解く人間行動 『歴史の方程式』『複雑な世界、単純な法則』のマークブ・キャナンによる社会物理学論。冒頭で紹介される経済学トーマス・シェリングによる、二つの人種分離実験は印象的だ。 なぜ大都市では黒人スラム街や白人の高級住宅街のように、人種ごとに居住区が分離してしまうのか。シェリングは第一の実験で、黒人と白人が周囲に他の人種が一人でもいたら引っ越す、という人種差別のルールでシミュレーションを行った。結果は、当然のことながら白と黒のはっきりする分離状態が再現された。 第二の実験では、人々に人種差別意識などなく、異人種と軒を接することに満足する人々を想定した。ただし、自分の家が異人種の家に取り囲まれてしまうような、極端なマイノリティ状態になるときだけ転居するようにルールを設定した。これは人種差別の意識とはいえない、人間の自然な感情である。 ところ

    goldias
    goldias 2009/11/14
    アシモフのファウンデーションシリーズ、ハリ・セルダンの心理歴史学を当然連想するよねえ。
  • 発表! 創元SF文庫を代表する1冊は何か?――読者投票によるベスト20結果発表[2009年6月] : Web東京創元社マガジン

    2009年06月05日01:41 by 東京創元社 発表! 創元SF文庫を代表する1冊は何か?――読者投票によるベスト20結果発表[2009年6月] カテゴリSF 読者投票によるベスト20結果発表 東京創元社サイトで2009年3月5日より31日まで募集した「文庫創刊50周年企画 創元SF文庫を代表する1冊は何か?」アンケートへの全504件の回答を集計したものです。( )内は票数です。アンケートへの御協力、当に有り難うございました。 お添えいただいたコメントも抜粋して御紹介いたします。なお同一シリーズ作品の票は合算しました。 5月9日に八重洲ブックセンターで開催しました山弘さん×大森望さんの「創元SF文庫を語る」トークショーに御参加いただいた方々には一足さきに公表いたしました(この「ベスト20」の結果順位と得票数は、トークショーの採録と共に『ミステリーズ!』vol.35にも掲載しています

    発表! 創元SF文庫を代表する1冊は何か?――読者投票によるベスト20結果発表[2009年6月] : Web東京創元社マガジン
    goldias
    goldias 2009/10/09
    中学生の頃読んだファンデーションシリーズの衝撃は忘れられないなあ。「火星年代記」はハヤカワだっけか?
  • 人類は分裂病のおかげで賢くなったんですよ,お父さん - Nothing Upstairs

    プログラマ兼業ライター。著書に「叫ぶ! Cプログラマ」,「プログラマを笑え」その他。翻訳書に「ザ・ビルゲイツ・ジョークブック Vol.1&2」がある。 最近サボリがちの当ブログだが,こんな面白いをご紹介できるんだからホソボソとでも続けてく価値はあるよな。著者のホロビンはイギリス,オックスフォード大出身のお医者さんで,かつ医学専門雑誌「Medical Hypothesis」の創刊エディタでもある精神分裂病(この訳語,現在は「統合失調症」と呼ぶことになってるけど,書では混乱を避けるために「精神分裂病」と翻訳してる。なので以下の拙文でもこれを使います。乞うご理解)の研究者。そしてこのの要旨は……例によってとっても乱暴にかいつまんで言うと,人類がチンパンジーと共通の祖先から別れて進化する誘因となったのは,現在の我々に精神分裂病を引き起こす遺伝子の突然変異ではなかったか,というものである。

  • 素人が脱いだらいくらになるの? 業界人もドン引きするほどのリアルが描かれたマンガ『銭』 - メンズサイゾー

    カルチャー 2009年07月28日 『銭』(鈴木みそ著、エンターブレイン発行)は、死にかけちゃった男のコが浮遊霊となり、出会った浮遊霊仲間とともに、この世の中の「カネの流れの仕組み」を覗き見ていく話である。というと突拍子もない話に聞こえるかもしれないし、浮遊霊とかいう設定にひっかかりを感じる人もおられるかもしれないが、もし立ち読み可能な屋さんやマンガ喫茶に行く機会があれば、ちょっと試しに数ページでいいからめくってみて欲しい。浮遊霊うんぬんがふっとぶほどの「銭」の情報量に圧倒されるはずだ。 しかも、その「銭」の流れはうまいこと現代のツボを突いていて、「カフェを起業するときの金勘定の流れ」や「メイド喫茶の値段」、「ペットブリーダー」「ホスト」「葬式」と誰もが一度は「実際内部で何がどーなって、あの値段になってるんだろう?」と思ったことのあるようなネタが満載。しかも「そこまで描くか!?」というく

    素人が脱いだらいくらになるの? 業界人もドン引きするほどのリアルが描かれたマンガ『銭』 - メンズサイゾー
  • 東浩紀「ゲーム的リアリズムの誕生 動物化するポストモダン2」 - jmiyazaの日記(日々平安録2)

    講談社現代新書2007年3月 ライトノベルと美少女ゲームを通して日のポストモダン状況を分析しようとするものである。ライトノベルというのは《マンガ的あるいはアニメ的なイラストが添付された、中高生を主要読者とするエンターテインメント》であり、美少女ゲームとは《ひとりのプレイヤーを想定した、アニメ風のイラストで描かれた女性キャラクターとの恋愛の成就を目的とする、男性向けのアドヴェンチャーゲームあるいはシミュレーションゲーム》なのだそうである。どちらもわたくしのまったく知らない世界であるので、書をどのくらい理解できたのかは甚だ心もとないが、東氏はわたくしのような読者も想定して執筆しているので、観想を書くことは許されるであろうと思う。 東氏がいうポストモダンとは「大きな物語」が崩壊した状態である。これはリオタールという人の用語らしいが、読んでいるうちに「大きな物語」というのが何かがよくわからなく

  • 東浩紀 『ゲーム的リアリズムの誕生 - 動物化するポストモダン2』 - オシテオサレテ

    ゲーム的リアリズムの誕生~動物化するポストモダン2 (講談社現代新書) 作者: 東浩紀出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/03/16メディア: 新書購入: 34人 クリック: 461回この商品を含むブログ (467件) を見る このはほんとうに評価するのが難しい。少なくとも私にとっては難物でした。そもそもこの記事自体、出来があまりよくない上に、妄想が入っている気がします。でも、せっかく書いたのでアップしておきます。 『ゲーム的リアリズムの誕生』の概要 まず書の内容を簡単に紹介します。書で扱われるのは、東氏が「オタクたちの文学」と呼ぶ一連の作品です。「オタクたちの文学」とは、ライトノベルと美少女ゲームを指すと考えて差支えありません。 書での東氏の目標は、90年代後半から2000年代前半にかけて現れた一連の作品を素材として、オタクたちの文学の特徴、歴史的背景、そしてそれらの作

    東浩紀 『ゲーム的リアリズムの誕生 - 動物化するポストモダン2』 - オシテオサレテ
  • 上野千鶴子 三浦展「消費社会から格差社会へ 中流団塊と下流ジュニアの未来」 - jmiyazaの日記(日々平安録2)

    河出書房新社 2007年4月 書を読んでみる気になったのは、赤木智弘氏の「若者を見殺しにする国」を読んで今ひとつすっきりしない点が残ったためである。赤木氏の議論では、絶対的な貧困と相対的な貧困が充分に区別されていないように思えた。絶対的な貧困とは「飢えて生きていけない」ということであり、相対的な貧困とは「尊厳がなくみじめである」ということである。 赤木氏は「いまでこそフリーターは、私のように親元で生活できている人も多く、生死の問題とまで考えられていないのですが、親が働けなくなったり死んだりすれば、確実に生死の問題となります。それまでの生活水準を維持できないのは当然として、フリーターの給料では自分ひとりですら生きていけるかが怪しく、ホームレスになるか自殺するかの二者択一になる可能性が高いのです。すくなくとも家が資産家でもなんでもない私は、その二択を迫られるでしょう。/ ちなみに私は、どうせ

    上野千鶴子 三浦展「消費社会から格差社会へ 中流団塊と下流ジュニアの未来」 - jmiyazaの日記(日々平安録2)
  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: この本がスゴい2007

    今年「も」沢山のスゴと会えたのは、すべてあなたのおかげ。 ありがとうございます、大感謝しています。 たとえば、「このよかった」とblogに書く すると、「ソレが良いなら、じゃぁ○○なんて、どう?」と教えてくれる じゃぁ、○○を読む なんと、す、スゲぇッ(絶叫) いそいで、「○○はスゴ」とblogに書く ふたたび、「ソレが良いなら△△どうよ?」 このフィードバックループのおかげで、普段は読まないエリアまで手が伸びる伸びる。 もちろん嗜好の違いによる「ズレ」はあれど、それは単に「面白がって読めなかった」にすぎない。むしろ、そいつを味わうためのキャパ不足を痛感しただけでもめっけもの。そのを面白がって読むことはスキルの一つ。 気の毒なことに、「トシとると面白いがなくなる」とグチるオッサンがいる。知見の狭さや思考の固さよりも、無自覚な様子が傍目に痛い。ああはなりたくないものだ。「ボクの範囲

    わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: この本がスゴい2007
  • 『ハイペリオン』

    「集大成」――書『ハイペリオン』を褒め称える言葉として、まさにこれほどふさわしいものはない。SFでありながらSFというジャンルを自ら打ち砕き、ミステリーやホラー、歴史小説、サイバーパンク、ハードボイルド、戦記、恋愛小説、スペースオペラ、ファンタジー、神話など、おそよありとあらゆる物語の要素を貪欲に取り込みつつ、しかもそれらが消化不良をおこすこなく、あくまでその底流にある大きな物語を、むしろ十二分に引きたてる役割を果たすことに成功した書は、まさにこれまで数多く生み出されてきたすべての物語を包括する、ある意味でひとつの頂点を極めた作品であるといっても、けっして過言ではないだろう。 時は28世紀、地球を飛び出した人類は銀河系のさまざまな惑星に進出、テラフォーム技術によって人間の住めるような環境を整えて移住していった結果、二百以上にもおよぶ惑星にわたる、千五百億もの人間で構成される広大な宇宙連

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