「老化を防ぐ」薬、実用化へ 2008年1月11日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) Alexis Madrigal サンフランシスコ発――人間を対象とした臨床実験で初めて、赤ワインに含まれている成分の派生物が老化症状の一部を抑制することを示す証拠が見つかった。 この成果は、1月7日(米国時間)、サンフランシスコで開催中の『JPMorgan Healthcare Conference』で米Sirtris Pharmaceuticals社が発表したものだ。 赤ワインに含まれているポリフェノール成分の1つレスベラトロールは、「SIRT1」という酵素を活性化する。SIRT1はげっ歯類の延命に関係していることがわかっている(日本語版記事)が、今回の研究は、人体でも同様の効果が確認された初めてのケースだ。 「老化を左右する遺伝子にターゲットを絞ることによって、薬剤の候補とな