クイックサンは12月25日、米Intelの投資部門・Intel Capitalから投資を受けたと発表した。地上デジタル放送とインターネットを同時に視聴できるシステム「ROBRO」の本格事業化を支援する。投資の詳細は明らかにしていない。 ROBROは、リモコン操作に最適化されたユーザーインタフェースを持つ統合ブラウザ。地デジ放送の視聴に加え、テレビと同様の操作でWeb閲覧が可能という。AtomなどのIntelプロセッサを搭載するネット対応テレビやセットトップボックス、PC周辺機器などで動作する。 Intelは投資により、テレビやHDDレコーダーなど、ROBROを搭載するデジタル家電の製品化を進めたい考え。インテルの吉田和正社長は「今回の投資により、地デジ放送とネットの融合が進み、ユーザーのネット利用体験が一層向上することを期待している」とコメントしている。