小沢健二の「復活」シングル「流動体について」を作曲の観点から分析していきます。 初めて聴いたときのこの曲の印象は「オザケンが帰ってきた」です。 それは「ある光」の後にリリースした曲達が「オザケン節」ではなかったからでしょう。 メディアにオザケンが帰ってきたのは大きいですが、それだけではないです。 この「流動体について」は多くのファンが待ち望んでいた「オザケン節」的曲だから。 小沢健二復活というより「オザケン復活」という印象が強く、当時のファンが心を踊らせているのです。 ■オザケン節とは?■ 1.ループ 彼らしさのポイントはループです。 今回の「流動体について」はまさにこれです。 以前の曲で言うと「ローラースケート・パーク」「ラブリー」「ドアをノックするのは誰だ?」「愛し愛されて生きるのさ」「ある光」等、4つ程のコード進行で何度も何度も同じモチーフをループさせる曲がいくつもあります。 歌詞で
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