ただし、バブル期は、預金金利もそれなりに高い時代でした。現在だと定期預金でも0.1%程度の銀行もある中で、バブル期は普通預金で2%程度の金利が付く時代だったのです。 そのため、バブル期にある中では住宅ローン8%という数値は、決して高くないとされていた数値でした。これだけでもバブル期がいかに異常であったかが分かります。 1-1. バブル崩壊 バブル期は、「土地神話」「株神話」という言葉があったくらい、土地や株は買えば次の日には必ず価値が上がっているという状態でした。 東京23区の土地代だけで、アメリカ全土を変えるくらいの価値があったとも言われています。つまり、現実より遥かに高い価値まで、急上昇してしまっていたのです。 そんなバブル経済も「不動産総量規制」と「公定歩合引き下げ」によって終わりを迎えました。 それがバブル崩壊といわれている現象です。 「不動産融資総量規制」というのは、簡単にいうと