(向井) 「ボクサー・竹原和生」から「竹原ピストル」になるまでの間が、僕、唯一知らないのね。 (竹原さん) そうだよね。ボクシングやめてからはプロミュージシャンになりたいっていう夢は、ぼや~んとあったけど。 (向井) その時もうあったんだ? (竹原さん) あったあった。中学ぐらいから夢として一応あった。大学もギター持ってきたぐらいだったから。ミュージシャンになりたいと思ってたっけってぼんやり思って、だけど、具体的に活動、行動に起こすこともなく、もう部活をやめた反動で仲間と酒飲んでわいわい遊んで、遊びまくって、っていう日々をずーっと過ごしていて。 (竹原さん) 大学4年の夏ぐらいに友達と4~5人ぐらいでね、ドライブしてたのかな。俺が助手席に座ってたんだけど、唐突にね、ざあって血の気が引くような感覚を覚えて。「やべえ、俺、あれ?何これ倒れちゃうの?」っていう不安に心が占領されて、何か思考がまま