溶融燃料取り出し前倒し=1、2号機で最大1年半―福島第1の廃炉工程表案・政府 時事通信 6月10日(月)18時52分配信 東京電力福島第1原発の廃炉作業を進める政府と東電などの廃炉対策推進会議は10日、廃炉に向けた工程表の見直し案をまとめ、公表した。原子炉内に溶け落ちた核燃料の取り出しを、最大でこれまでより1年半早い2020年6月とするなど、計画の一部を前倒しした。福島県など地元自治体や学識経験者の意見を聞いた上で、月内にも正式決定する。 推進会議は米スリーマイル島原発事故を参考に、11年12月の「冷温停止状態」達成から10年以内に1〜3号機のいずれかで溶融燃料の取り出しを始めるとしていた従来の工程表を、各原子炉の現状を踏まえ再検討した。 1、2号機では、最も早い場合は17年度に使用済み燃料プールから燃料の取り出しを始め、20年6月に原子炉から溶融燃料の取り出しを始める。そのために、前