北朝鮮によるミサイル開発を警戒するアメリカ軍は、5日、アメリカ本土を狙った大陸間弾道ミサイルによる攻撃を想定して、地上配備型のミサイルで撃ち落とす実験を行ったものの迎撃に失敗し、コストに見合った成果が得られていないという批判の声が上がることも予想されます。 アメリカ軍は、5日、太平洋のマーシャル諸島の基地から大陸間弾道ミサイルに見立てた訓練用のミサイルを発射し、西部カリフォルニア州にある地上配備型の迎撃ミサイルを使って撃ち落とす実験を行いました。 しかし、「迎撃という目的は達成できなかった」と発表し、実験が失敗したことを明らかにしました。 アメリカ軍は、北朝鮮による核実験や事実上の長距離弾道ミサイルの発射を受けて、現在30基ある地上配備型の迎撃ミサイルを2017年度までに14基追加配備する計画で、今回の実験も北朝鮮によるミサイル開発を警戒した防衛体制の強化の一環とみられていました。 アメリ