【土肥修一】インフルエンザの患者数が増え始めている。国立感染症研究所によると、全国5千カ所の定点医療機関から報告された患者数は5週連続で増え、最新の1週間(18~24日)では1319人と今季初めて1週間で1千人を超えた。学級閉鎖も出始めている。インフルの流行期は例年12~3月ごろ。厚生労働省は流行前の予防接種や日常的な手洗いを呼びかけている。 首都圏でも患者が増加している。埼玉、千葉、東京、神奈川の4都県では306人と前週から倍増。滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山の近畿6府県では85人で前週から8人増えた。九州・山口では前週の約3倍の161人が報告された。休校や学年・学級閉鎖をした保育所や小中高校も、4都県で前週の3施設から10施設に増えた。近畿6府県では、前週は報告がなかったが、6施設あった。全国では北海道が1医療機関あたり1・29人で、流行開始レベル(1人)を超えた。次いで沖縄、佐