日米欧の各国で、新型コロナウイルス(以下、コロナ)の感染者数がピークアウトし、都市封鎖や緊急事態宣言が解除され始めた。しかし新たに、ロシア、ブラジルなどの南米、インドなどのアジアで感染爆発が起きている。さらに、終息したはずの韓国で100人を超えるクラスターが発生するなど、第2波が到来している。従って、今も尚、コロナへの警戒を緩めるわけにはいかない。 このように世界中がコロナで大騒動している中で、ある異変に気付いた。x86アーキテクチャのプロセッサ(以下、単にプロセッサと呼ぶ)の市場シェアで、Intelが急落し、AMDが急上昇していたのだ(図1)。 Intelが10nmプロセスの立ち上げに失敗したころ、2016年第3四半期(Q3)に最大82.5%あったシェアは、2020年第1四半期(Q1)に66.7%に低下し、同年第2四半期(Q2)に65.8%になると予測されている。これに対してAMDのシェ