企業がWeb 2.0を取り込むようになると、ネット上でブログやSNSが普及したように、企業内でもボトムアップのコンテンツが急増していく。それを集合知として分析し、企業価値に結び付けるのがエンタープライズサーチの役割だ。 2000年ごろをピークに、ナレッジマネジメント(KM)ソリューションへの関心が薄れていった背景には、グループウェアや文書管理システムと、人の知識をどう扱うかといった命題との間に乖離(かいり)があり、暗黙知の移転が困難と思われたことが大きかったという。結局、KMはリーダーシップや社員教育など経営施策の分野で語られ、ITソリューション分野での盛り上がりはいったん冷めていった。 しかし、2004年ごろからブログやSNSが登場し始め、コンシューマーサイドでWeb 2.0への関心度が高まると、企業内でも新たな情報共有や次世代KMが検討されるようになってきた。 「今後企業の中でWeb
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