物々交換と市の時代~お金の存在しない時代は非効率だったお金のない時代、人々は物々交換をしていました。例えば自分の持っている魚と他人の肉を交換するなどです。 しかし、自分の目当ての物を見つけるのはかなり大変であり、目当ての物を見つけて交換するには長い期間を要する場合もありました。 この間、保存がきかないものは腐ってしまうので、魚や肉を持って何日も探すことはできません。このように物々交換というのは、すごく非効率なものだったのです。 そんな中、誕生したのが市(市場)でした。市は10日ごとに開かれ、四日市や五日市、廿日市というように、各地で名付けられたことから、いつ開かれていたかが地名として現代にも残っているのです。 市はわかりやすく言えば、現代のヤフオクのようなもので、欲しい物がある人を効率的に集めることを可能にしました。 しかし、いつの日にか10日に一回しかない市の開催日まで肉や魚を保管するの