米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)が、同社への批判を繰り返す米オラクル(Oracle)に反撃した。2018年11月に開催した「AWS re:Invent 2018」の基調講演では、米アマゾン・ドット・コム(Amazon.com)で過去に起こったシステム障害が「Oracle RAC」のバグに起因していたことまで公表し、脱Oracleの歴史を解説した。両社の仁義なき戦いは過熱している。 「2004年12月12日はアマゾンにとって史上最悪の1日だった。クリスマスを前に注文が非常に多くなるはずだったこの日、Oracle RACのバグが原因で顧客データベース(DB)が12時間ダウンし、それによってアマゾン全サービスも12時間ダウンしたからだ」――。 AWS re:Invent 2018の11月29日の基調講演。アマゾンのヴァーナー・ボーガス(Werner Vogels)CTO(最高技術責任者)は