茨城県つくば市に大きな被害をもたらした竜巻について、気象庁は、「スーパーセル」と呼ばれる巨大積乱雲が発生していた可能性が高いとする解析結果をまとめました。 気象研究所・加藤輝之室長:「(当日は)積乱雲をもたらすような発達した積乱雲を発生しやすい気象条件であることが分かりました。スーパーセルだったと推測されます」 強い竜巻をもたらす積乱雲・スーパーセルは、2006年に北海道佐呂間町で9人が死亡した竜巻の際に確認されています。気象庁の観測データに基づくシミュレーションなどから、つくば市の竜巻でもスーパーセルが発生していた可能性が高いことが分かりました。また、レーダーの解析から、常総市からつくば市にかけて発生した竜巻は、時速約60キロで移動していたことが分かりました。 一方、栃木県真岡市の竜巻被害の範囲は、長さ約31キロと推定されましたが、これは1978年2月に神奈川から東京・千葉にかけて