[Alex Tabarrok “Default Rates on Student Debt Increase with Lower Balances,” February 24, 2015] ニューヨーク連邦準備銀行の「リバティ・ストリート・ブログ」に,驚愕のグラフが掲載されていた: 【2009年コゥホート:卒業・中退時の債務額ごとにみた債務不履行率】 ここからわかるのは,学生ローンの債務不履行率は借入額が大きければ大きいほど小さくなるということ,言い換えれば,いちばん債務不履行になる率が高いのはいちばん借入額が小さかった学生たちだということだ. これはぼくも予想外だけど,可能な説明はいくつかある.第一に,中退者は債務が少なくて所得も少ない.だが,債務は教育を受けた年数に比例して増加する一方で,所得はそんなに比例して伸びない.『イノベーション・ルネッサンス開始』で述べたように,2年で中退し
![アレックス・タバロック「学資ローンが少ないほど債務不履行率が高くなっている謎」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/91632fe2eafc6a600d2d1889c4a9fa70c44421de/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fecon101.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2015%2F02%2F6a01348793456c970c01bb07efa0d8970d.jpg)