「男は裏戸をそおっと開けて忍び込み、フトンの中にもぐり込んで……」 日本のムラはこんなに奔放だった! 伝説の名著『夜這いの民俗学』を読み直す (SAPIO 2014年10月号掲載) 2014年9月11日(木)配信 6ページ中 1ページ目 前のページ | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 次のページ 文=本誌編集部 従来の民俗学が目を逸らしていた「性民俗」を発掘した異端の民俗学者・赤松啓介。いまから20年前に刊行され、学会の内外問わず驚きを与えた『夜這いの民俗学』から、詳細な調査に基づくかつての日本の性の風習を紹介する。 《おい、お前、俺んとこのお袋の味、どないぞ。わい、知らんぞ。アホぬかせ、お前の帰りよんの見たぞ。ウソつけ。月末頃にまた留守するで来てな、いうとったやろ》 《お前、今晩、うちのネエチャに来たれ。怒られへんのか。怒ってるわい、この頃、顔みせんいうとったぞ、味、悪