11月7日は、「ダライラマ法王と科学者との対話」を聞きに行った。 ダライラマは非常に合理的な思考の持ち主で、科学と仏典の記述が齟齬する場合は、科学をとれ、という方である。また、客観的な手法で現実を観察する科学は、分析的瞑想を重んじる仏教にも通じるところがあること、また、科学は人間の苦しみを減らす技術として活かせることなどから、科学に対して非常に好意的である。 今回はまず科学者の方が最先端の知見をダライラマにご進講し、それに対してダライラマがコメントをするという形式が取られた。以下がその要旨である。長くなるので科学者の先生たちの講演は要旨にした。詳しいノートがほしい方は個別に連絡してください(しかし省略したところは科学者の先生たちのプレゼンで、わたしがそれを正確に理解できているかは謎である。それをいうなら法王様の話もだか。)。 ●●●セッション3 『生命科学・医学と仏教』●●● ● 柳澤正史