テスト的に一部の方にだけお知らせしていた「何でも質問できますコーナー = しばQ」を一般公開します。 このnoteは、「何でも質問できますコーナー = しばQ」の最初の回答です Q: 上場している広告代理店のうち、セプテーニの売上規模がとても小さく見えるのはなぜ?●●大学3年の●●といいます。就職活動のために、企業研究を始めたのですが、ネット広告代理店を調べると、セプテーニの売上規模がとても小さいです。 セプテーニに就職した先輩に聞いたところ、セプテーニも他社と同規模だと言われました。なぜ決算ではセプテーニの売上規模が小さいのでしょうか? A: 会計基準の違いを理解できると、セプテーニの売上規模が小さく見える理由が理解できます。はじめに、貴方の先輩やセプテーニで働く方の名誉のために書いておきますが、セプテーニの売上規模が小さく「見える」のは会計基準の違いのためです。実際にセプテーニだけが特
今日のnoteは引き続きFinTechシリーズということでPayPalを取り上げたいと思います。 PayPalといえば昔からある個人間送金のサービスですが、スマホ対応だけではなくそれ以外の打ち手も非常に見事で、まさに隙がないと言える存在かと思います。 日本でも最近話題になっている個人間送金に近いサービスがいくつか出てきていますが、PayPalがどのようにして個人間送金ビジネスから始まり、お金を稼いでいるのかというのを少し明らかにしてみたいと思います。 はじめに2016年10月から12月期の決算を見てみます。 ■PayPal Q4-16 and Full Year 2016 Investor Update (2017年1月26日発表) 四半期での取扱高は$99B(約9.9兆円、YoY+25%)、売上が約$3B(約3,000億円、YoY+19%)と非常に好調でした。 アクティブなアカウント数が
Facebookの2016年10月〜12月期の決算が発表されました。 数字を見ると、売上は四半期単位で$8.8b(約8,800億円)を超え、グラフから分かる通り、伸び率も非常に絶好調に見えます。 他方、Facebookは前回の決算発表の際に、従来のペースで「広告を表示するスペース」を増やすことは出来ないため、今後成長率が鈍化する予定である、と明確にアナウンスしています。 Facebookだけではなく、例えばiPhoneを販売するAppleも伸び悩み始めていますが、今後スマホ市場はどうなっていくのかを、Facebookの決算から少し深読みしてみたいと思います。 スマホ市場全体という意味では、アメリカなどのスマホ先進国では、普及率が上限まで達して、これ以上スマホ人口が増えないことが鮮明になっている一方で、スマホ後進国ではまだまだ売れ続けている、という現状があります。 Facebookの決算は地
今日は食べログについて2016年7月-9月期の決算を見てみたいと思います。 Rettyなどの追い上げもあり、また色々な騒動もありましたが、食べログは非常に順調に成長しています。 月間のユニークユーザー数で見ると、YoY+10.8%、売上で見るとYoY+19.6%と非常に大きく成長しています。 ただ既に月間で7,000万ユーザーが使っているサービスでもあり、これからの伸びしろはどこにあるのかというのを疑問に思う人は少なくないかもしれません。 そこで今日は食べログの伸びしろがどこにあるのかも少し考えてみたいと思います。 既存事業(店舗への月額課金と個人課金)現時点での食べログの主なビジネスモデルは2つあります。 1つ目は飲食店への月額課金、2つ目は個人向けの課金です。 個人向けの有料サービスの方は、図の右側にある通り、有料会員数が150万会員程度で伸びが止まっているように見えます。 飲食店への
今回はいつもと少し違った話を書いてみたいと思います。 私は生産性オタクで、いかに短い時間で効率的に高いパフォーマンスでアウトプットを出すかってことを常に考えています。(言い方は悪いですがサボるのが好きなんです。) このノートについても、始めてから今に至るまでよく「暇なのですか?」と聞かれます。 決して暇なわけではなく、今でも自分のスタートアップを経営するというのが日々一番時間を使っている仕事です。 このノートは大体いつも週末に書き溜めていて、1本あたり30分〜1時間程度で書いています。 これを言う度に多くの友人達から「そんなに短い時間で書けるわけがない」と言われるのですが、短時間でこれだけの長文を書けるようになったには秘訣がありますので、今日はそれを披露したいと思います。 音声入力との出会い私の人生の中で仕事の生産性が劇的に上がったタイミングはいくつかありますが、ここ数年の間で最も生産性が
先日から書いている通り、音声アシスタントデバイスがとてもホットです。 Amazon Echoの売上は順調に伸び続けているようですし、先日、GoogleがGoogle Homeを発売しました。 今日は、この音声アシスタント周りで「音の広告」がホットになりそうだ、というお話です。 このnoteでは、その理由を4つあげていきたいと思います。特にメディアビジネス担当の方、広告業界の方には役に立つと思います。 理由1: 音声デバイスは(かなり高い確度で)普及する Gartnerの調査によると、2015年時点で、音声アシスタントデバイスの市場規模は$360m(360億円)のところ、2020年には$2.1B(2100億円)にまで大きくなるとされています。 Amazon Echoは既に250万台が販売されたということですが、Googleも参入し、Appleの参入も噂されていますが、「音声アシスタントデバイ
ユーザーベースが遂にIPO承認されました。個人的にもNewsPicksは日本の情報を短時間にキャッチアップするツールとして毎日使っており、とてもうれしく思います。関係者の方、おめでとうございます。 通常、このnoteでは、機関投資家がカバーするような会社(時価総額300-500億円以上くらい)を目安に取り上げていますが、今回は個人的にも使っているサービスということもあり取り上げてみたいと思います。 今日はユーザーベース社のKPIを詳しく見ていき、どの程度伸びしろがあるのか、というのを見ていきたいと思います。 ご存知の方も多いかと思いますが、ユーザーベースは2つのサービスを提供しています。 一つ目がB2B向けのSPEEDAというデータ収集・分析ツールです。 二つ目がNewsPicksというB2C向けの経済ニュースアプリです。 売上・利益 2015年は、売上19.2億円、経常損失3.4億円でし
Pokemon Goに関しては、あらゆるニュースが出ており、僕が語るべきことはあんまりないんですが、一つだけ。 まずはこのビデオをご覧ください。 前者のSekai Cameraは2008年。後者のPokemon Goは2016年。 8年の時を経て、Sekai Cameraで井口さんが描いた(デモした)世界がようやく実現しました。それも世界スケールで。 当時は目新しかったAR(Augmented Reality)という言葉がようやく身の回りに馴染む言葉になりました。 8年ですよ、8年。随分時間がかかったなぁと思うと同時に、井口尊仁という人の「ミライを見透かすチカラ」には改めて驚いた次第です。 井口さんへのLoveを綴ったshi3zさんの日記(2012年7月17日)から引用しておこう。 そんなふうに時間を潰していたら、頓智ドットの井口さんがFacebookで一人飲みしてるという。 「おれも行っ
柴田: 「しば談」の第一回目は、習い事のマーケットプレイス、サイタを創業して売却した有安伸宏さんににお越しいただきました。まずは、簡単に自己紹介をお願いします。 有安伸宏さん(以下、敬称略): 19歳の時に初めて起業して以来、今まで4つ会社を作り、うち3社を売却してます。ネット系の創業経営者として、あわせて15年位の経験があります。直近に作った会社は、習い事のレッスンのマーケットプレイスを運営するコーチ・ユナイテッド株式会社。その会社を2013年に上場企業へ売却、2016年2月に社長を退任して、今に至ります。 個人でエンジェル投資もやっていて、家計簿アプリのマネーフォワード社、ファッションECのMaterial Wrld社など、コンシューマ向けの事業に投資しています。あとは、Tokyo Founders FundというExit(注:IPOもしくはM&A)を経験した日本人8人でやってるファン
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