北海道大樹町に拠点を置くインターステラテクノロジズ(IST)は1月24日、国内民間初をうたう小型衛星コンステレーション用大型ロケット「DECA」(デカ)の開発計画に着手したと発表した。2030年代の実用化をめざす。 DECAは、小型衛星コンステレーションの形成だけでなく、大型衛星の軌道投入や宇宙ステーションへの物資輸送にも対応する。また、ISTの完全子会社であるOur Starsが提供を目指している、超小型衛星を用いたフォーメーションフライトの構築も担う。 サイズはSpace Exploration Technologies(SpaceX)の「Starship」より少し小さい程度を想定する。打ち上げコストは「H2ロケット」の10分の1程度を目指しており、コスト削減のためロケットの1段目は再使用型とする。 製品名の由来は、国際単位系におけるSI接頭語「DECA」で、「10倍」を意味している。
![IST、日本初の民間大型ロケット「DECA」開発を表明--打ち上げコスト10分の1狙う](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/255d875598fa5dfbc46234ea58183a15f2dc8006/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fjapan.cnet.com%2Fstorage%2F2023%2F01%2F24%2F78bed03e37d313ae8ce6c398baa1d1b8%2FIMG_7700.jpeg)