約70年ぶりとも言われる世界で唯一の新造「捕鯨母船」がついに進水。式典には林外務大臣も出席し、国際委員会を脱退しての商用捕鯨の再開と、クジラの食文化への思いを語りました。 見た目RORO船 載せるのはクジラ 山口県下関市の旭洋造船で2023年8月31日、建造中の捕鯨母船「関鯨丸」の命名・進水式が行われました。竣工は2024年3月の予定で、捕鯨会社の「共同船舶」(東京都中央区)へ引き渡された後は、世界で唯一の捕鯨母船として捕鯨船団の中核を担うことになります。 拡大画像 「関鯨丸」進水式(深水千翔撮影)。 式典に出席した林 芳正外務大臣は「水産庁は国際捕鯨委員会(IWC)脱退後も科学的根拠に基づいて、どの海域でクジラを獲るか決めている」と述べつつ、「クジラという美味しいものを食べる食文化を下関でやってきた。これを日本各地へ広げていきたい。『関鯨丸』がしっかりと商業捕鯨で大活躍することを願ってい