ロシア陸連への処分継続について記者会見する国際陸連のセバスチャン・コー会長=17日、ウィーン(ロイター=共同) ロシア陸連の処分について協議する国際陸連の理事会で発言する、セバスチャン・コー会長(左)=17日、ウィーン(ゲッティ、国際陸連・共同) 【ウィーン共同】国際陸上競技連盟は17日、ウィーンで理事会を開き、組織的なドーピングが問題となり昨年11月に資格停止としたロシア陸連への処分を継続することを決めた。コー会長が記者会見で発表した。これにより、同国選手団は8月5日に開幕するリオデジャネイロ五輪の陸上に参加できない。 一方で同国の組織的ドーピングに関わっていないことを明確に示せる選手には、個人資格で参加を申請できるよう規定を変更した。潔白な選手に対しては、国際オリンピック委員会(IOC)も21日に開く会合で、救済策を検討する可能性がある。 ロシアは法的措置の検討に入るもようだ。