香港の環球貿易広場(ICC)タワーの側面に表示された、2047年7月1日までのカウントダウンをモチーフにしたインスタレーション作品(2016年5月19日撮影)。(c)AFP/ANTHONY WALLACE 【5月23日 AFP】中国政府の下での香港の自由に関する懸念の高まりをテーマに、香港一の高層ビルで展示されたインスタレーション作品が、「敬意を欠いている」として当局により展示を中止された。 この作品は、1997年の英国から中国への香港返還時に、香港に対し返還後50年間の「高度の自治」を保証した合意が期限を迎える2047年に向けてカウントダウンする巨大なデジタル時計をモチーフとしたもの。ハーバーフロントにそびえ立つ高さ484メートルの超高層ビル「環球貿易広場(ICC)」の側面に17日から表示され、毎夜約1分間、点灯していた。 だが表示期間は、中国全国人民代表大会(全人代)の張徳江(Zhan