ブックマーク / asahi2nd.blogspot.com (2)

  • 断片的なものの社会学 第10回 夜行バスの電話 | 朝日出版社第二編集部ブログ

    12.02.2014 断片的なものの社会学 第10回 夜行バスの電話 岸 政彦 第10回 夜行バスの電話 ある女性への、2007年ごろの聞き取り。大阪、梅田の小さなカラオケボックスで。長い長い聞き取りの、ほんの小さな断片。 *  *  * ──「いまおいくつなんですか」 30です。今年30になりました。77年12月生まれです。はい。 ──「お生まれは大阪、」 いや、小倉です。(「小倉って、北九州?」)はい北九州です。いえ、小倉ではないんですけど。ま、周辺。 そう、周辺っていってもやっぱりちょっと離れますね。ちょっと田舎になりますね。 大阪に出てきて、えっと今年で丸9年になりますね。(「ていうことはいくつぐらいで」)21です。 ──「21まで小倉にいたの」 高校卒業して、OLを地元でしてました。えっと、デパートの事務員と、銀行員してました。(「銀行ってお金ええんちゃう?

    断片的なものの社会学 第10回 夜行バスの電話 | 朝日出版社第二編集部ブログ
  • 加藤陽子さんが選ぶ2014年夏に読んでほしい本

    全国の書店でフェア開催中・加藤陽子さんがセレクトした、今年の夏に読んでほしい10冊と、メッセージをお届けします。加藤陽子さんの似顔絵は、牧野伊三夫さんによるもの。選書フェアでは、各書籍の紹介付き小冊子も配布しています。末尾に掲載しているフェア開催書店さんで、ぜひお手に取ってみてください。(編集部) 『〈戦後〉が若かった頃』とは、私の愛してやまない仏文学者・海老坂武氏の自伝のタイトルです。 今ふりかえれば、戦後日の若さを支えていたのは、大戦争の惨禍をくぐった後の省察に立った非戦力であったことに気づかされます。 日を支えてきた大前提が一つの内閣の短慮で崩された 「今」、わたくしたちは新たな決意のもとに「記憶せよ、抗議せよ、そして生き延びよ」(井上ひさしの言葉)をモットーに、非戦力を再び獲得するための長い闘いを始めなければならないと思います。 桜のように散り際が美事な国民性には別れを告げ、

    加藤陽子さんが選ぶ2014年夏に読んでほしい本
  • 1