ところで、みなさんは「防水」の定義がどのようなものかご存じだろうか? 防水の規格は、国内においてはおなじみ「JIS規格」で定められている。また、最近では防水を表すのに「IPX○」(○には数字が入ります)という表記が多く用いられており、それが何を意味するか分からない人も多いだろう。 防水の等級の見方を覚えよう 「IP」とは「IEC(国際電気標準会議)」によって定められている防水・防塵の保護規格。IPに続く2ケタの数字の左側が「防塵等級」を、右側が「防水等級」を表している。例えば「IP56」という表記がある場合には、左側の“5”は防塵等級が“5級”を、右側の“6”は防水等級“6級”をクリアしているということを示している。 IP規格で防水規格のみを表すときには、「IPX6」のように表記する。“X”は“防塵のテストをしていない”という意味で、つまりIPX6は“防水のみ6級”を表していることになる。
1月29日、東京都千代田区。日比谷公園近くの歩道には何やら人だかりができていた。何かイベントでもあるのだろうか? と思って見渡すものの、そんな様子はない。ただし、全員がスマートフォンの画面をのぞきこんでいる……。 何も知らない人の目には奇妙な光景に映ることだろう。だが、分かる人には分かる。この場所はスマートフォンゲーム「ポケモンGO」の世界で「ジム」と呼ばれるバトル拠点に設定されている。このときジムには「伝説のポケモン」と称されるレアなキャラクターが登場し、プレーヤー同士が協力して闘う「レイドバトル」が開かれていたのだ。 分かる人には分かるロングヒットの理由 日比谷だけが特殊な場所、というわけではない。同様のジムは全国各地に設置され、レイドバトルが開かれるとプレーヤーたちが群がる。 ポケモンGOがリリースされたのは2016年7月。それから1年半が経ち、「話題なのでひとまずダウンロードしてみ
小泉政権下で経済財政政策担当大臣、金融担当大臣、総務大臣などを歴任され、現在、慶應義塾大学グローバルセキュリティ研究所所長をされている竹中平蔵先生と、若者の現在と未来について対談させていただきました。竹中先生ご自身は、今の若者と対極な時代背景の中生きてきた団塊世代で、普段から大学で若者たちと接しています。今後、グローバル教育に力を入れていきたいと熱く語る先生は、近頃の若者についていま何を感じているのでしょうか。 原田曜平(以下、原田): 竹中先生は、広義で言うところの団塊世代です。団塊世代と言えば、ベビーブーマーで人口が多く、学生時代には学園闘争を起こし、結婚した時にはニューファミリーと呼ばれ、中年になるとスニーカーミドルと呼ばれ、現在は大量退職やそれによって作り出される巨大なシニアマーケットが注目を浴び、人生のすべてのステージで脚光を浴びてきた世代です。 竹中平蔵(以下、竹中): 今は、
ソニー、ディズニー、AOL、アップル……国内外の名だたる企業で経営の最前線に立ってきた前刀禎明氏。「日本企業は製品を売るのが下手」と言いきる前刀氏が、自らの豊富な経験と独自の目線で、技術や製品とマーケティングの幸せな関係について語る本連載。初回は、今だから語れるiPod mini販売秘話。 僕がアップルにマーケティング担当バイスプレジデントとして入社したのは2004年のことでした。当時、アップル(当時は米アップルコンピュータ、現在の米アップル)の日本事業はかなり苦戦していて、パソコンのMacシリーズは日本市場撤退の噂があったし、2001年に登場したiPodも一部の音楽好きにしか売れていませんでした。iPhoneの大成功につながるiPodが売れていなかったなんて、今からだと考えられないかもしれませんね。 「iPod mini」は2004年1月に発表。「Macworld San Francis
由紀さおり&ピンク・マルティーニ『1969』はEMIより2011年10月12日に発売。収録曲は、「ブルー・ライト・ヨコハマ」「真夜中のボサ・ノバ」「さらば夏の日」「パフ」「いいじゃないの幸せならば」「夕月」「夜明けのスキャット」「マシュ・ケ・ナダ」「イズ・ザット・オール・ゼア・イズ?」「私もあなたと泣いていい?」「わすれたいのに」「季節の足音」の12曲 由紀さおりが海外で大ブレイクしている。2011年10月12日に発売された、由紀さおり&ピンク・マルティーニ名義による『1969』がヒットしているのだ。 『1969』は米オレゴン州・ポートランドを拠点に世界で活躍するジャズオーケストラ、ピンク・マルティーニと由紀さおりが共演した日本語カバーアルバムだ。11月1日に米iTunesでの配信がスタート。米iTunesジャズチャートで11月2日付で1位を獲得。カナダのiTunes チャート「ワールドミ
世界中のアップルファンが「何だそれは?」と疑問に思うなか、日本人だけは「ついに来たか」と心躍らせた瞬間だったのではないだろうか。2016年9月7日(米国時間)に開かれた米アップルの製品発表イベント。「iPhone 7/iPhone 7 Plus」に搭載した10の新機能を力説していたフィル・シラー上級副社長が8番目に紹介したのが、電子決済サービス「Apple Pay」の日本上陸と「FeliCa」の採用である(写真)。 多くのメディアが報じるように、今回、アップルは日本市場に対して格別の配慮をみせた。日本出荷分端末にはFeliCaチップを搭載、NTTドコモの「iD」やJCBなどが推進する「QUICPay」が使える店舗ならばどこでもApple Payを利用できるようにした。日本の店舗は、「iPhone 6」以降の機種が搭載してきたNFC(近距離無線通信)Type-A/B方式のリーダー端末を用意す
先行リリースされた米国を中心に、任天堂のスマホ用アプリ「ポケモンGO」が話題を巻き起こしている。日本での提供開始も間近とみられ、いざ遊べるようになると日本でも大きなブームになりそうだ 任天堂のスマホ用アプリ「ポケモンGO」(Pokemon GO)が世界を騒がせている。ひと足早くアプリがリリースされた米国では、早くも「スマホで使われているナンバーワンのアプリ」の称号を手にするなど、金字塔を打ち立てている。一方で、プレーヤーが歩きスマホをしたり、スマホを持った人々が公園や道路を占拠する事例が各地で報告され、社会問題化しつつある。日本でのサービス開始も間近と言われるなか、ポケモンGOがなぜそんなに人気になのか、ベースとなった「イングレス」(Ingress)との違い、そして大ブームゆえの問題点をまとめてみたい。 ARの技術を利用し、現実世界にポケモンがやってくる点が人気に ポケモンGOは、iOS/
写真をどこにバックアップする? iPhoneは、手軽に写真を撮ることができるうえに、撮影した写真をiPhoneの綺麗な液晶画面で楽しめる。だが、iPhoneの保存容量(ストレージ)が撮影した写真でいっぱいになってはいないだろうか? 写真がある程度たまったら「外部のストレージなど他の場所に保存して、iPhoneから消す」というのがベストな対策だろう。iPhoneの容量不足に困っているなら、写真のバックアップを試してみてほしい。 ただ、iPhoneの写真をどこへバックアップしておけばいいのか、悩む人も多いだろう。そこで保存先として「クラウドストレージ」「パソコン」「NAS」の3つを紹介した後、写真保存に適したサービスを詳しくチェックしていこう。 ネット上に容量無制限で保存する インターネット上でデータやファイルをの保存場所を提供するサービスを「クラウドストレージ」と呼ぶ。iPhoneで撮影した
駐車場の「タイムズ24」を運営するパーク24が、街中の「バレットサービス」を開始した。バレットサービスは、ホテルでおなじみの人も多いだろう。玄関まで自車を運転していき、従業員に運転をパス。あとは従業員がしかるべき場所に停めてくれる。ホテルを出るときには玄関前にクルマを運んでくれる、あのサービスだ。 これをパーク24は2月24日から日比谷・銀座エリアで「銀座バレットサービス」として実験的に開始した。どういうサービスか。目的は「『街中で駐車場を探す』という行為をなくすこと」。現段階では実証実験と位置づけているため銀座近辺に限定しているが、決められたエリア内であれば、利用者はどこででもクルマをパーク24の従業員に預けることができる。対象は自家用車か、パーク24が提供するレンタカー・カーシェアリングのクルマだ。 あらかじめ電話で場所や時間を予約すれば、指定の場所でクルマを預け、空いているパーク24
割安な通信料金でスマートフォンを利用できる「格安SIM」。格安SIMでは、大手携帯電話会社では提供されていないユニークな料金プランを選べることが魅力の一つだ。 格安SIMにおける高速データ通信の容量は、3GBや5GBといったように、毎月一定のプランが一般的だ。だが、最近はプラスワン・マーケティングの「FREETEL SIM」やb-mobileの「おかわりSIM」のように、使ったデータ容量に応じて月額料金が毎月変わる、多段階制のプランも登場している。 So-netの「0 SIM」は、そんな多段階制のプランを採用した格安SIMだ。最大の特徴は、通信量が毎月500MB未満であれば、データ通信が無料で使えること。データ通信専用SIMは500MBまで0円、音声通話対応SIMでも700円しかかからない。 500MBまでならデータ通信がタダで使えるという、夢のような0 SIMは、本当にお得なのだろうか。
格安SIMと組み合わせやすいSIMフリースマートフォンは2万円台の機種が人気。だが、少し上の3万円台に注目すると、おサイフケータイや防水性能など、より多くの付加機能が備わり、国内メーカー製の端末も選べる。使い勝手がいい端末がそろっているのだ。 そこで3万円台のSIMフリースマホの中から、おサイフケータイや防水・防じんに対応している富士通の「arrows M02」、シャープが開発しNTTレゾナントが販売する「g04」、5.5インチ大型液晶と高画素インカメラが特徴のASUS「ZenFone Selfie」、独特なデザインとカラーリングが魅力のHTC「Desire 626」を選出。これら注目機種が持つ付加機能をチェックし、価格に見合う価値があるかどうかを見極めた。
缶コーヒーサイズの小さな灯油ランタン(パラフィンオイル可)。風に強く、影ができにくい、燃料漏れがないなどの工夫が光る。真鍮の板を叩いて作り出された芸術品 直営オンラインショップでのみ受注生産。2万3520円 揺れる炎を見つめてくつろぐ理想の時間を作ってくれる道具 寒い冬がやってくると我が家のリビングでは、1台の石油ストーブが赤い炎をほのかに灯す。1980年製のパーフェクション・ストーブだ。アメリカ生まれのこのストーブは、透明なガラスのホヤで赤い炎が揺れる様子を眺めながら過ごせるのが魅力だ。赤い炎をボンヤリと見つめているだけで、なぜだか暖かい気分になってくるから不思議なものだ。 炎の暖かさは、原始の時代から人類のDNAにすり込まれた記憶だなんて、どこかで聞いたような説明をするよりも、キャンプや落ち葉のたき火、炭がくべられた火鉢など、自分の幼い頃からの記憶をさぐるだけでも、実感として理解できる
筆記具は、家電やIT機器のように、あっと驚く新製品が毎年出てきたり、大幅に機能がアップするジャンルではない。例えば鉛筆なんて、1940年代、50年代に発売された製品が、今でも現役で販売されているのだ。あの油性ボールペンの常識を変えた「ジェットストリーム」は発売されてからすでに12年、「フリクションボール」発売からも9年がたっている。多くの筆記具はじっくりと時間をかけて開発され、ゆっくりと世間に浸透していく。愛用されることで製品として定着していく。 もちろん、新しい製品も登場するが、新製品が過去の製品を常に駆逐するとは限らない。それでも毎年、ハッとさせられる製品が登場するから面白い。 書き味は万年筆以上!? まったく新しいボールペン 2015年秋、三菱鉛筆はまったく新しいボールペンを発表した。2016年に創業130周年を迎える同社の新しい挑戦として、ボールペンの新たな表現力を提案するものだ。
20cm×20cm、全32頁、2200円。リチャーズ氏みずから絵本を朗読したCDが付いてくる(画像クリックで拡大) ポプラ社から2014年9月10日に発売される絵本『Gus&Me ガスじいさんとはじめてのギター』が、発売前からネットで話題になっている。原作者はザ・ローリング・ストーンズのギタリスト、キース・リチャーズで、翻訳を手がけたのは日本のミュージシャン奥田民生だ。同社には、音楽関連の媒体はもちろんのこと、リチャーズ氏や奥田氏のファンからの問い合わせが多く寄せられている。通常の新刊本と比べても反響は大きく、これまで取り引きのなかったアート系、音楽系に強い書店からの引き合いも増えているという。 同社の担当者が奥田の作詞のセンスに注目し、翻訳を依頼し実現。奥田は「英語が得意ではない」と当初は戸惑いを見せていたものの、短い文章が中心の作品であること、原作者がリチャーズだったことから引き受けた
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