私が彼女と付き合い始めたのは高校3年の夏頃であった。 私達は受験を控えていたので、付き合ってはいたが頻繁に会うことはなく勉強に取り組んだ。 志望校にことごとく落ち落胆していた私だったが、滑り止めは流石に受かっているだろうと考えていた。 そして、滑り止めの合格発表日が訪れた。その日はバレンタインデーであった。 彼女から渡したいものがあると言われ、私は駅へと向かった。 その駅に向かう途中に私は合否確認を行った。結果は不合格であった。 私は浪人を決めた。 彼女と会うとチョコレートを渡された。「ありがとう」と私は言った後に、浪人する事を伝えた。 すると彼女からこう言われた。 「私はもう進路決まりました。残念ですが、別れましょう」 そうして彼女は帰りの電車に乗って行った。 人生で初めてフラれた私はひどく動揺した。 もらったチョコレートをチャリを漕ぎながら道端にぶん投げた。 そして私と彼女との関係は終