警視庁が家宅捜索した東京都豊島区の古物店=31日午後 警視庁は31日、古物営業法違反の疑いで、イスラム学者で同志社大の中田考元教授(56)らが経営する東京都豊島区の古物店と、同区内の中田元教授の自宅などを家宅捜索した。 捜査関係者によると、中古品を買い取った際に、同法に基づいて相手の身分確認をした結果を帳簿に記載していなかった疑い。 イスラム世界に広い人脈をもつ中田元教授を巡っては、北海道大を休学中だった男性が過激派組織「イスラム国」(IS)に加わろうとした事件で、警視庁が2014年10月、関係先として私戦予備・陰謀容疑で元教授らの自宅を捜索している。