今月20日、徳島県阿南市の海岸に打ち上げられ、地元の人たちに2度にわたって助け出されたクジラが、23日、岩場の近くで死んでいるのが確認されました。 しかし、クジラの動きを監視していた阿南市の職員が23日朝、漁港からおよそ400メートル離れた岩場の近くで、クジラが浮いているのを見つけ、漁船を出して調べた結果、死んでいるのが確認されたということです。クジラはいったん漁港に移され、これまでの救出作業を手伝った地元の人たちが見守っていました。 地元の漁師の男性は「子どもたちにクジラの生きている姿を見せたかったが、死んでしまって残念です」と話していました。 阿南市や地元の漁協は24日に会議を開いて、今後の対応を検討することにしています。