グリーンランド・ウーマナック湾で撮影したサメ(2014年12月4日提供、資料写真)。(c)APF/Under The Pole/GHISLAIN BARDOU 【8月12日 AFP】ニシオンデンザメ(学名 Somniosus microcephalus)は、地球で最も長生きする脊椎動物で、寿命が400年に及ぶ可能性もあるとする国際チームの研究報告が11日、発表された。 このサメは、成長速度が1年に約1センチと遅く、これが群を抜いて長い寿命を持つことの一因となっている。 米科学誌サイエンス(Science)に発表された研究論文によると、このサメより長く生きたことが知られているのは二枚貝の一種アイスランドガイ(学名:Arctica islandica)の507年だけだという。 ニシオンデンザメは、北極圏の海域に生息する最大級の魚だ。論文によると、性的に成熟するのにも約150年という非常に長い時