ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (223)

  • 【動画】サメとワニが一緒に食事、前例のない動画 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    【動画】体長3メートルの2匹のイタチザメと、体長4メートルのイリエワニがクジラの死骸をべる様子をドローンがとらえた動画。ワニがクジラをべる様子が初めて記録された貴重な映像だ。(解説は英語です) 恐ろしい肉動物でも、自分がべるのに十分過ぎる量のべものを目の前にすると、独り占めにすることへの興味はなくなるようだ。 ドローンを使った空撮で、体長3メートルの2匹のイタチザメと体長4メートルのイリエワニが、死んだクジラをべている様子が撮影された。わかっているかぎり、ワニがクジラをべる様子が初めて記録された貴重な映像だ。(参考記事:「【動画】NY沖に巨大な魚群が出現、サメ乱舞」) 2017年9月、チャーター便を運行する会社が西オーストラリア州キンバリー沖に浮かぶザトウクジラの死骸を見つけた。クジラの体長は15メートル近く。ドローンでクジラを撮影した動画をソーシャルメディアで見た、サメの専

    【動画】サメとワニが一緒に食事、前例のない動画 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
  • チンパンジーが好きな肉は脳? 初期人類も同様か

    タンザニアのゴンベ国立公園でアカコロブスをべるオスのチンパンジー。(PHOTOGRAPH BY IAN C. GILBY) タンザニアのゴンベ国立公園は、1960年にジェーン・グドール博士がチンパンジーの研究を始めた場所として知られる。あるとき、この公園の森を移動していたチンパンジーの群れが、アカコロブスというサルの群れに出くわした。(参考記事:「ギャラリー:ジェーン・グドール、チンパンジーを愛する女性の素顔」) チンパンジーたちはアカコロブスの様子を観察し、やがて狩りが始まった。彼らは叫び声をあげてサルに襲いかかり、サルが木から落ちてゆく。まさにカオス状態だ。公園内に設置されていたビデオカメラが、その一部始終をとらえていた。 研究チームを率いる米アリゾナ州立大学の人類学者イアン・ギルビー氏は、公園内のカセケラというチンパンジーの群れがどのように肉を分け合っているかを調べるために、そのメ

    チンパンジーが好きな肉は脳? 初期人類も同様か
  • スズメはなぜ町の中でしか子育てしないのか?

    雪原に降り立ったスズメ。すっくと立ち、前を見据える。開けた場所では、タカなどの天敵が近くにいないか、常に気を配る。写真=熊谷勝 鳥、と言われれば、ハト、カラスと並んで、やはりスズメを思い浮かべるのではないだろうか。 スズメを思い浮かべるのは、スズメが身近な鳥だからである。この「身近にいる」ということをもう少し掘り下げて考えてみたい。 日では、700種ほどの鳥が記録されている。このうち、ほとんどの鳥は、山や草原などの自然豊かな環境にいる。町の中にいるのは、スズメをはじめとした10~20種ほどである。さらに、それらのうちのほとんどは「町の中でも」見られる鳥である。 たとえば、シジュウカラの来の住処は森林だが、町の中の小さな公園にも生息している。対して、スズメは「町の中でしか」子育てをしない鳥である。なぜスズメが町なかを選択しているのかといえば、天敵であるタカやヘビが人を恐れて近づかないこと

    スズメはなぜ町の中でしか子育てしないのか?
  • 【動画】交尾する深海アンコウ、史上初の撮影

    チョウチンアンコウの仲間が深海で交尾をしている、きわめて珍しい光景が撮影された。 映像は海洋科学の振興を目的とするNPO、レビコフ=ニジェレル財団が撮影、学術誌「Science」のオンライン版に公開された。北大西洋の水深800メートルの海中を、ヒレナガチョウチンアンコウの1種であるCaulophryne jordaniのメスが、ゆらゆらと泳ぐ様子が写っている。よく見ると、小さなオスがメスのお腹にぶら下がっている。(参考記事:「豪州沖の深海生物:“毛深い”アンコウ」) このミステリアスな深海魚が生きたまま見つかることはほとんどない。写真家のキルステン・ヤコブセン氏とヨアヒム・ヤコブセン氏は、2016年8月にポルトガル領アゾレス諸島のサンジョルジェ島付近で5時間にわたる探査を行い、その最後に収めた映像を米ワシントン大学水産学部の名誉教授テッド・ピーチ氏に見せた。それから1年以上を経て、この貴重

    【動画】交尾する深海アンコウ、史上初の撮影
  • 第3回 外来種の駆除を保全の目的にしてはならない理由

    海鳥が、森を作る。 海鳥が、海で魚やイカなどをべて、陸上でフンをすることで、栄養となるリンや窒素を森にもたらす。川上さんの研究で、そんな物質循環のビジョンが見えてきた。 そこで疑問に思うのは、こういった物質循環のありようが、森林にどのような変化を与えるのかということだ。海鳥がいるのといないのとでは、島の植物をはじめとする生き物の体を形づくる元素の「同位体比」が違うと前回書いた。ただ、それらは化学的には同じ物質だから、見た目も同じだ。もっと目に見える違いは出てくるのか。 ぼくの素朴な疑問に対して、まず当に目で見える大きな違いがあると川上さんは請け合った。 「これは、南硫黄島の近くの北硫黄島と比べるとすぐにわかります。人が住んで、ネズミが入って、ミズナギドリの仲間がいなくなった北硫黄島の森林って、もう見た目で南硫黄島の森林と違うんです。どんな違いだと思います?」 海からの物質輸送があったほ

    第3回 外来種の駆除を保全の目的にしてはならない理由
  • 第1回 鳥類学者が選んだ「すごい鳥」たち | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    茨城県つくば市にある国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所は、その名の通り、森林に関する研究所だが、なぜか鳥獣生態研究室という部署がある。それどころか、立派な鳥の標収蔵庫まで備えている。国立科学博物館や山階鳥類研究所など、標を多く持っていてしかるべき機関には及ばないものの、それでも国内では五指に入る規模だというから驚かされる。 ベストセラーになった『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』の著者で、この収蔵庫の「主」でもある川上和人主任研究員に案内してもらった。 きっかけは、川上さんが「すごい」と思う鳥についての話題だ。川上さんは、前出の書籍でも「鳥が特別に好きなわけじゃない」と公言している。にもかかわらず、鳥の研究の話を始めると、最初は飄々とした語り口の中にやがて熱がこもり、高温の青い炎を周囲に撒き散らすがごとき様相に至る。 「鳥って、まず、飛ぶってことがすごいなと思い

    第1回 鳥類学者が選んだ「すごい鳥」たち | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
  • 顔のないカエルを発見、なぜか生きている

    米国コネチカット州の森で見つかった顔のないカエル。(PHOTOGRAPH BY JILL FLEMING) 米国コネチカット州の森で野外調査を行っていた研究者たちが、あるカエルを見つけて仰天した。なんと、顔のないカエルだったからだ。(参考記事:「【動画】顔が2つあるネコが生まれる、中国」) 研究者たちは、イモリの情報を集めているところだった。そこへアメリカヒキガエルがやってきて、足元を跳ね回り始めた。米マサチューセッツ大学アマースト校の学生で爬虫両生類を研究しているジル・フレミング氏は、同僚らとともにそのカエルを近くで見て驚いた。目も鼻も、あごも舌もなかったのだ。(参考記事:「ヘビを丸のみにするカエル、衝撃の写真が話題に」) 顔はなぜなくなった? フレミング氏は、カエルに顔がない理由は謎だが、いくつかの説が考えられるという。 「最初に考えたのは、冬眠している間に自然界の捕者(ガーターヘビ

    顔のないカエルを発見、なぜか生きている
  • 冬毛の動物を絶滅させない方法、研究者が提言

    私たちが季節によって衣替えをするように、動物にも冬に着替えるものがいる。彼らは夏に茶色い毛、冬には雪に合わせた白い毛を生やす。(参考記事:「白いコートに着替えたツンドラの動物たち」) だが、雪が降らないのに冬用の白いコートを着ていたらどうだろう。 地球温暖化によって雪が減ると、体が白くなった動物たちはかえって目立ってしまい、敵に狙われやすくなる。2月15日付の学術誌「Science」に掲載された論文は、そうしたぜい弱な動物たちを生き残らせるための方策を提言している。 論文を執筆した米モンタナ大学の野生生物学者スコット・ミルズ氏らの研究チームは、白い冬毛の動物21種を対象に60カ国で調査し、同じ種でも冬に体毛が白くなる個体群と茶色いままの個体群が混在している地域を特定した(茶色と白のウサギが入り混じっている森を想像してほしい)。 カナダ、マニトバ州チャーチルの海岸を忍び足で歩くホッキョクギツ

    冬毛の動物を絶滅させない方法、研究者が提言
  • 【動画】鳥が巨大ザメからコバンザメをはぎ取った

    世界最大の魚にくっついていれば安全だろうと、このコバンザメは思ったかもしれない。だが、それは間違いだった。 メキシコ、バハカリフォルニア半島沖で出会った光景に、ダイバーたちは目を奪われた。海に飛び込んできた鳥のウ(鵜)が、ジンベエザメに張り付いていたコバンザメをはぎ取ったのだ。地元のダイビング会社「マンタ・スキューバダイビング」がこの映像を撮ったのは2011年だが、最近になってフェイスブックで再び注目を集めた。 「ジンベエザメを25年研究してきました。何千回も一緒に泳いでいますが、こんな場面は今まで見たことがありません」と、ナショナル ジオグラフィック協会のエクスプローラーで、ジンベエザメを研究するブラッド・ノーマン氏は言う。(参考記事:「動物大図鑑 ジンベエザメ」) コバンザメは大型の海中生物につきまとい、餌のおこぼれをべて暮らしている。ふんが主とみられるものもいるくらいだ。それどこ

    【動画】鳥が巨大ザメからコバンザメをはぎ取った
  • 浮遊生物サルパに乗り込んだタコ、34年ぶり撮影

    大海原にすむタコ「アミダコ」が、透明の浮遊生物サルパの中に入って海中を漂う非常に珍しい光景が2018年2月、静岡県沼津沖で撮影された。動画には、筒状になったサルパの内壁に、小さなタコが自らの腕を張り付けて体を固定し、水を勢いよく吐き出しながら水中を進む様子が映っている。 「サルパの中にすむタコがいるという話を聞いてはいましたが、誰も見つけられませんでした」と、今回の動画と写真を撮影した水中写真家の峯水亮氏は語る。1984年にオオサルパの中でアミダコが暮らしている様子が初めて写真に撮られ、論文にも発表されたが、以後、写真に撮られたとの報告はなかった。(参考記事:「峯水亮:生命の不思議、プランクトンの世界」) 「その日は黒潮の支流が駿河湾に入り込んでいたようで、ふだんは見かけない外洋のプランクトンが多く見つかっていました。もしかしたらと思って沖へ出てみると、長年探してきたアミダコに出会えました

    浮遊生物サルパに乗り込んだタコ、34年ぶり撮影
  • 脊椎動物は海にいた時代から歩けたか

    4億年前、最初に歩いた動物は、おそらく体にある小さな突起物をせっせと動かして前進したことだろう。このような運動は今も、過去1億年もの間ほとんど進化していないエイの仲間に見られる。(参考記事:「陸に出た最初の魚、足のような強いヒレ」) 最新の研究で、ガンギエイの一種Leucoraja erinaceaは歩くために必要な、人間と同様の神経回路を持っていることが判明、2月8日付けの科学誌『Cell』に論文が発表された。 背骨を揺らさず歩く このガンギエイは、大きめの皿くらいの平たい体に、長い尾がついている。(参考記事:「【動画】深海エイが熱水噴出孔に卵、温めるためか」) ふつうの魚は、泳ぐ際に背骨(脊椎)をくねらせて前へ進むが、ガンギエイの脊椎はまっすぐ伸びている。この点は陸上動物に似ていて、陸の動物たちも脊椎でなく足の筋肉を使って歩行する。 米ニューヨーク大学医学部神経科学研究所のジェレミー・

    脊椎動物は海にいた時代から歩けたか
  • カエルの胃腸を「屁」で攻撃、嘔吐させる虫を発見

    お尻から熱い化学物質を噴射して、カエルに吐き出させるミイデラゴミムシ(Pheropsophus jessoensis) 動画の説明:ミイデラゴミムシは、カエルに簡単にべられてしまうが、のみ込まれた後も巧妙な防御機能を働かせ、自分を吐き出させる。危険にさらされると、熱い化学物質を驚くべき力で噴射する。カエルにべられた甲虫の43パーセントが吐き出されて生き延びたという研究が発表された。 オサムシ科ホソクビゴミムシ亜科の甲虫は、危険にさらされると、お尻のほうから高温で臭い化学物質を噴出する。俗に「屁っぴり虫」と呼ばれ、日のほか韓国中国に生息するミイデラゴミムシ(Pheropsophus jessoensis)もその一種だ。 だが、それだけではない。カエルなどにべられると、のみ込まれたあとにその「屁」を噴射して捕者に吐き出させるという。しかも、この昆虫は両生類の消化管の中でもしばらく生

    カエルの胃腸を「屁」で攻撃、嘔吐させる虫を発見
  • クローンを作って激増したザリガニ、秘密は染色体

    ミステリークレイフィッシュのゲノムを分析した結果、全てのサンプル個体は1匹のメスを祖先に持っていることが明らかになった。最初のクローンは、約30年前に水槽の中で生まれた。(PHOTOGRAPH BY FRANK LYKO, BKFZ) 全ては、1匹のメスから始まった。 1995年、米フロリダ州エバーグレーズでスラウクレイフィッシュ(slough crayfish、学名Procambarus fallax)と呼ばれる1匹のザリガニが捕獲された。ある愛好家が生き物フェアでそれを見つけて購入した。すると、なぜかそのザリガニは交尾相手なしに自分のクローンを作成して繁殖し始め、ミステリークレイフィッシュ(別名マーブルクレイフィッシュ、学名Procambarus virginalis)と呼ばれるようになった。 飼い主は、みるみるうちに増えるクレイフィッシュを飼いきれなくなり、ペットショップへ持ち込んだ

    クローンを作って激増したザリガニ、秘密は染色体
  • 蚊は叩こうとした人を覚えて避ける、はじめて判明

    血を吸う蚊。(Photograph by Joel Sartore, National Geographic Creative) 今度、蚊が血を吸おうと腕に止まっているのを見つけたら、絶対によく狙った方がいい。もし叩き損ねたとしても、その蚊が次にあなたを狙わなくなる可能性があるからだ。(参考記事:「蚊と人間の終わりなき戦い」) 蚊に刺されそうなときに叩くと、蚊は死にそうになった体験とその人の匂いを結びつけて覚え、将来その人を避けられるようになるという研究結果が発表された。1月25日付けの学術誌「Current Biology」に掲載されたこの論文は、刺す相手についての学習能力が蚊にあることをはじめて示したものだ。(参考記事:「【動画】なぜ逃げられる? 蚊が飛ぶ瞬間の謎を解明」) 「パブロフの蚊みたいなものです」。論文の主要な筆者であるジェフ・リッフェル氏は、合図があると条件反射でヨダレを出

    蚊は叩こうとした人を覚えて避ける、はじめて判明
  • 2018年を「鳥の年」宣言、鳥はなぜ大切なのか?

    オオサイチョウ Buceros bicornis 大きな嘴とかぶとのような突起をもち、翼開長(広げた両翼の長さ)は2メートルにもなる。東南アジアの密林の空に君臨する王者だ。尾羽の近くの分泌腺から出る黄色い脂を、黒と白の羽毛に塗る。ヒューストン動物園(米国)PHOTOGRAPH BY JOEL SARTORE 鳥はすごい。 まず挙げたいのは、鳥たちがすむエリアの途方もない広さだ。地球上の鳥をすべて見ようとすれば、世界中を訪れなければならない。鳥は海と陸のあらゆる場所をすみかとし、ほかの生き物が生きていけないような過酷な環境にも進出している。 また、鳥は人間っぽい。見た目こそ似ていないが、見方によってはほかの哺乳類より人間に近いくらいだ。手の込んだマイホームを作ってそこで子育てするし、冬に暖かい所へ移動して過ごすこともある。 オウムは鋭い洞察力の持ち主で、なかにはチンパンジーも苦戦するような複

    2018年を「鳥の年」宣言、鳥はなぜ大切なのか?
  • 氷の原野でスケートしまくる映像がすごい

    【動画】アラスカの荒野を滑る。ナショナル ジオグラフィック「Short Film Showcase」で紹介中のショートフィルム。 氷の洞窟を抜けて、周囲の山々にスピンを披露したり、冒険好きの犬を従えて、崩れかけの氷河を駆け抜けたり。米国アラスカ州の氷原を舞台にしたバックカントリー・アイススケートにお決まりの方法はない。川や湖に張った天然の氷を見つければよいのだ。(参考記事:「水の上に立つ男、写真は合成?」) 映画制作者のケイル・グリーン氏とパクソン・ウォエルバー氏はバックカントリー・アイススケートの知名度を高めるため、冬のアラスカ南部を2年にわたって旅して回り、「Wild Ice(ワイルド・アイス)」という素晴らしいショートフィルムにまとめた。ジグザグ形のキーナイ湖、気軽にアクセスできるシェリダン氷河など、アラスカを代表する自然の驚異をドローンで空撮し、スケートを楽しむ人々と対比してみせた

    氷の原野でスケートしまくる映像がすごい
  • 餓死寸前のホッキョクグマ、胸張り裂ける動画

    動画のホッキョクグマが餓死寸前である理由を確実に知る方法はありません。そのことを明確にするために、動画の説明文を変更しました。これまでの説明文では、動画の冒頭に「これぞまさに気候変動の姿だ」としていましたが、気候変動とこの特定のクマとの関連性を断定するような行き過ぎた表現でした。また、撮影地も明確にしました。(2018.6.15) 夏の終わり、写真家ポール・ニックレン氏と環境保護団体「シーレガシー」の映像製作者らは、カナダ北東部のサマーセット島(バフィン島の近く)で胸が張り裂けるような光景に遭遇した。飢えて死に向かいつつあるホッキョクグマに出会ったのだ。 ニックレン氏にとって、クマはなじみ深い存在だ。カナダの北極圏で育ち、生物学者を経て野生動物の写真家に転身した同氏は、これまで3000頭を超す野生のクマを見てきた。しかし、12月に彼がソーシャルメディアに投稿した、やせ衰えたホッキョクグマの

    餓死寸前のホッキョクグマ、胸張り裂ける動画
  • 超深海に新種の魚、ゾウ1600頭分の水圧に耐える

    【動画】水深8000メートルの海底で見つかった深海魚。ゾウ1600頭分の水圧に耐えられる。(解説は英語です) 淡いピンク色をした15~20センチのかわいらしい魚。体は半透明で、外から内臓が見えるほどだ。 11月28日、この魚が正式に論文に記載され、世界で最も新しく、かつ最も深海にすむ魚となった。クサウオの一種で学名をPseudoliparis swireiといい、小ぶりの不思議な姿をしている。水深7966メートルのマリアナ海溝で採取された。(参考記事:「【動画】幽霊のような深海魚を発見、おそらく新種」) この生物は「超深海層」と呼ばれる暗く冷たい海域にいる。2014年に初めて目撃され、2017年初めにも再び確認されたが、このたびようやく新種記載となった。地球上で最も深い海は水深1万1000メートルと、この魚が見つかった場所よりさらに3000メートル以上も深いが、今回の魚よりも深いところにす

    超深海に新種の魚、ゾウ1600頭分の水圧に耐える
  • 中南米に残るジャガー信仰、人をのみ込む秘薬

    自動撮影カメラがとらえた、生後10カ月ほどの幼いジャガー。幼い頃から母親について、木に登る練習をする。ここ、ブラジルのパンタナール大湿原は世界最大の熱帯湿地で、彼らに残された最後の生息地の一つだ。PHOTOGRAPH BY STEVE WINTER 南米ペルーのジャングル。儀式を始めるに当たり、シャーマンのマエストロ・フアン・フロレスは、使い古しのペットボトルに、マルバタバコの煙を吹きかけた。ペットボトルの中の液体は、飲む者をジャガーの精霊の世界へと導く秘薬だと信じられている。 この草ぶきの小屋が立っているのは、地元で「煮えたぎる川」と呼ばれる、熱水が流れる川のほとり。儀式には、米国、カナダ、スペイン、フランス、アルゼンチン、ペルーから、28人が参加していた。難病を治してもらいたいという人もいれば、生きる指針を探しに来た人、非日常的な世界をひと目見たいとやって来た人もいる。 この一帯は、野

    中南米に残るジャガー信仰、人をのみ込む秘薬
  • 太古の巨大カワウソ、水辺の支配者か、最新研究

    現在の中国南西部にすんでいた大型のカワウソSiamogale melilutra。沼地の水生生物をべていたと考えられる。(ILLUSTRATION BY MAURICIO ANTON) およそ600万年前、現在の中国南西部にある沼地を、体重が50キロもある巨大なカワウソがうろついていた。(参考記事:「動物大図鑑:オオカワウソ」) カワウソの仲間のラッコは石を使ってウニを叩き割るが、この古代生物は、貝殻を直接噛み砕けるほどの強力な顎の持ち主だったかもしれない。(参考記事:「動物大図鑑:ラッコ」) 猛獣並みの大きさと強さを誇るこの動物はサイモゲール・メリルトラ(Siamogale melilutra)。先史時代に生きていたカワウソの祖先だ。中国の雲南省で発掘され、2017年初めに新種として発表された。 その後、この動物の下顎の骨が詳しく調べられた。噛み砕くのに適した強力な顎と歯を持っており、

    太古の巨大カワウソ、水辺の支配者か、最新研究