53 榛名山とクルマ カテゴリ:【Japan　日本】関東 Kantō 群馬県の榛名山でクルマと言えば、漫画『イニシャルD』を連想してしまうのは、きっと私だけではないだろう。作品中では秋名山となっているが、この榛名山や麓の伊香保温泉の情景描写が随所にみられる。 私はドラマや映画、漫画などの大好きな作品であっても、その舞台となった場所へわざわざ訪問、いわゆる聖地巡礼には、さほど興味はなかった。そもそもそんな言葉も当時は一般的ではなかったように思う。 ただし自分の見知っている場所が作品に出てくると懐かしく思うことはあるし、知っている作品に出てきた場所に行ってみたら作品の情景が思い出されることもある。それはそれで楽しいものだと思う。 2013年に車で登ってみたときは、ものすごい霧だった。麓の伊香保温泉の辺りも霧が出ていたのだが、登るにつれて濃くなり、上の榛名湖の辺りでは数メートル先も霞んで見えた。

210 日本最古の道路可動橋　長浜大橋全景 カテゴリ:【Japan　日本】四国 Shikoku 古来より川は舟の通り道として利用されてきた。そして昔、世界中で船が通るときに引っかからないように形を変える橋、すなわち可動橋が作られた時期がある。現代では様々な理由、例えば川の舟運が以前より衰退していたり、橋を高く作る技術ができたり、そもそも不便であったりもするので、わざわざ大がかりなメカニズムが必要な可動橋で鉄道や道路を通すことは少ないようだ。 しかし現代の日本に於いても、フェリー埠頭などをはじめとして、現役稼働できる可動橋は多数残っている。以前に紹介した天橋立にある可動橋もその一つだ。 日本では鉄道橋の可動橋のほうが若干歴史が古いが、それも数年程度のものだ。そして道路を通した可動橋では、愛媛県の肱川にかかる長浜大橋が日本最古であるとのことだ。肱川の河口に近いこの辺りは、元は橋の名前の通り長浜

125 成都の繁華街のパンダグッズ専門店 カテゴリ:【China　中国】四川省 パンダと言えば中国。しかし中国全域に生息しているわけではない。いや、中国の大きな都市の動物園に行けば会えるが、実際の生息地は広大な中国の中でも、ごく限られた地域である。 四川省はその生息地の一つである。四川省に於ける実際の生息地はチベットに近い山が連なる地域であるが、省都である成都の郊外にはパンダ研究施設もあり、観光客も多く訪れる。 成都の繁華街をブラリと散策しているとパンダグッズの専門店があったので、少し覗いてみた。ちなみに、我が家にも紹介しきれないほどたくさんのパンダグッズがある。 中国のどこにいっても、空港や土産物屋などでパンダグッズを置いているのは珍しいことではない。しかしさすが成都というべきか、グッズのバラエティの豊富さはなかなかのものだった。 店員さんもパンダ模様の服を着ていたりして可愛らしい。※写

1221 サンアントニオの街角と世界街角モニタリングの未来 カテゴリ:【USA アメリカ】Texas テキサス サンアントニオはアメリカ南部のテキサス州の中でも大きな都市であり、ヒスパニック系の住民の比率が高いことでも有名である。 私がこの街に来たのは、出張で渡米したときの休日で、そんなにたくさんの時間はなかったし、上司や同僚たちと一緒だったので、いつも通りの気ままなフラリ旅はできなかった。また休日とはいえ、仕事で来ているのでそんなに写真をパシャパシャ撮りまくる雰囲気でもなかった。従って、こういった何気ない街角の写真などはほとんど残っていなかった。これはそんな中の数少ない１枚である。 会社の人と仕事以外で団体行動をするときに自己主張をするほうではないので、行く先などはお任せだ。だから正直、この写真もどこで撮ったのかまったく覚えていない。だが看板などが写っていると、比較的場所を辿るのは簡単だ

1219 マハーサーラカームの街角 カテゴリ:【Thai　タイ】MahaSarakham マハーサーラカーム 最近、昔の記憶が薄れるのが加速してきたような気がする。30歳を過ぎるころから感じるようになったが、どんどん風化のスピードは速まるばかりで、後退することはないようだ。故に昨今では、覚えているうちに写真などを整理したり場所を特定したりして記録に残しておこうと思い、チマチマと作業を重ねている。 この写真は2007年に撮ったものである。イサーン（タイ東北部）で撮ったことはわかっているが、はっきりとどこだか覚えていなかった。ただ、デジカメで撮ったデータはタイムスタンプが残る。どうやらガーラシンかマハーサーラカームだと当たりをつけることはできた。 こういった景色は、実は場所の特定はそんなに難しくはない。なぜなら川と橋という特徴的な地形がまず写っているからだ。それに向こう岸に見えるオレンジ色の部

1212 若王子神社の奥の小さな滝と祠　（京都） カテゴリ:【Japan　日本】京都 Kyoto 銀閣寺の傍から疎水に沿って哲学の道を歩くと、熊野若王子神社の辺りが終点となる。この若王子神社の前の道を右奥に進むと、次第に深山に入る山道となる。 山道を進むと墓所があり、新島襄もそこで眠っていたりする。だから山道といっても、それほど荒れてはおらず、ある程度整備された道だ。さらに深山では大文字や南禅寺、山科方面などへの山道が繋がっている。 若王子神社からその山道に入る辺りに、小さな滝と祠があった。綺麗に彩られた木々の中にポツンと佇む風情は素晴らしいものだったが、なかなか私のヘタクソな写真で伝えるのが難しい。 なんの縁の祠かはわからない。若王子神社の本殿からは少し離れているが、もしかしたらこの辺りも境内となっているのかも知れない。いずれにしても、人の多いエリアから少しだけ離れて、静かな佇まいを楽し

1111 京都　岡崎疎水の秋 カテゴリ:【Japan　日本】京都 Kyoto 特に用事はないけれど、ちょっとバイクでお出かけして、京都市内の岡崎や平安神宮周辺をぶらりと散策。 琵琶湖疏水は琵琶湖から京都市街に水を引くため、山を抜いて水路を作ったものです。滋賀県の大津市、ちょうど三井寺の辺りから取水され、京都側の蹴上、南禅寺付近に出てきて、そのまま運河として岡崎を通り、鴨川まで流れています。 写真はちょうど平安神宮の脇のあたり。奥に見える橋が東大路です。この少し先で鴨川に合流します。 川沿いの並木も赤く色づき、秋を感じます。 【写真】2017年11月 【文章】2017年11月 「【Japan　日本】」カテゴリの最新記事 「京都 Kyoto」カテゴリの最新記事

912 季節外れのひまわり畑　曇天なので下見編 カテゴリ:【Japan　日本】京都 Kyoto 京都の西部、大原野に季節外れに咲き誇るひまわり畑がある。『え！？今頃ひまわり大原野』というイベント名称（？）になっているようだ。 天気もあまりよくない平日の午後だというのに、ちらほらと見物に来る人が見かけられるので、晴れた週末などは結構な人が集まるのかも知れない。ただし駐車スペースはなく、周辺は田畑ばかりで路駐できるほどの道幅もないので、なかなか訪問するのが難しい場所ではある。 やっぱり向日葵には曇天は似合わない。太陽の光と青空がよく合うと思う。近々もう少しスカッと晴れる日があれば再訪しようと思っている。今日は下見という位置づけだ。 昨夜から今朝にかけては大雨・洪水の各警報が出ているほどの土砂降りの雨だったが、午後からはだいたい止んだ。夕刻になって、たまに小雨が降る程度になったので、ちょっと見に

98 鳥取砂丘の砂で作ったモアイと漫画でPRする鳥取県 カテゴリ:【Japan　日本】中国　Chūgoku 鳥取砂丘のお土産で人気なのだそうです。砂丘の砂で作った小さなモアイ像。 ちょっと気になったのですが、旅に出る度にこういった小物を買うと置き場所に困ることもあって、購入はしませんでした…。 私的には輪っかを吐いてほしいです。 同様の『ゲゲゲの鬼太郎』のキャラクターの砂人形もありました。水木しげる氏が鳥取県の境港のご出身で、境港市や鳥取県ではよくPRに使われています。『名探偵コナン』の作者である青山剛昌氏も鳥取県東伯郡のご出身で、地元に資料館もあります。 鳥取県の空港は、鳥取空港と米子空港がありますが、これら二つには上記の漫画にちなんで「鳥取砂丘コナン空港」「米子鬼太郎空港」という愛称がついています。 でもいくら名作とはいえ特定の作者の特定のマンガだけで、観光客が呼びこめて地域が活性化す

93 国宝に指定されたお城 カテゴリ:【Toureal】（旅リアルタイム）中国　Chūgoku カテゴリ【toureal】では、気まぐれにリアルタイムの旅実況を携帯でアップします。 日本の国宝の5天守のうち、現時点では最後に指定された松江城です。一昨年に国宝になったばかりです。 うん、鳥取を横断して島根まで来てしまいました。 「【Toureal】（旅リアルタイム）」カテゴリの最新記事 「中国　Chūgoku」カテゴリの最新記事

86 【音遊び】今更ながらYsⅥ（イース6）のオープニングと昔ながらの作曲画面 カテゴリ:【作曲・編曲】 昨晩、作りはじめてみました。YsⅥ（イース6）のオープニングの曲のアレンジ。 まだ作りはじめたばかりのものですけれど、どうやって作っているのかと聞かれることも多いので、とりあえず1日経ったものをご参考までに晒しておきます。たぶん全部で2分足らずの曲ですけれど、だいたいこのペースだと１～２週間で完成のイメージです。 私の環境は今風ではないし、作り方もたぶん変わっていると思いますので、あまり参考にもならないような気もしていますが…。 大抵作曲やアレンジをする方は得意な楽器があって、それを主軸にコードやフレーズを組み立てていかれることが多いようですが、私は弾けると言えるほどには弾けない楽器ばかりなのです。そのせいか、私の場合は脳内ではいきなりアンサンブルで、そこから和音やパート毎のフレーズを

73 放浪の中で撮ったタイ北部の街角の写真と時系列で断片的なデータから継続的なデータが蓄積される新情報化社会の妄想 カテゴリ:【Thai　タイ】Chenrai　チェンラーイ 写真は一人でタイをフラリと放浪していた時に撮ったもので、確かチェンマイかチェンラーイの夜市の近くだったような記憶があった。 何の気なしに撮ったものだと思われる。最近こうした過去の旅行の街角で撮ったスナップ写真などを元に、過去に訪れた場所をGoogle Mapなどで辿って散策するのも趣味の一つだということは以前の記事にも書いた通りだ。変わっているところもあり、変わっていないところもあり、それがまた楽しい。 上記の場所もストリートビューで探ってみたが、目印となるものがかなり変わっていて、なかなか見つけにくかった。上の写真でかろうじて目印として捉えられるのは、Pumaの看板やタイ語でタイ・タナーカーン（タナーカーンは銀行の意

71 長距離ウォーキングで嵐山に カテゴリ:【Toureal】（旅リアルタイム）京都 Kyoto カテゴリ【toureal】では、気まぐれにリアルタイムの旅実況を携帯でアップします。 今日は家から歩いて嵐山までやってきました。十数キロあり、普段は歩く距離ではありませんが、たまには電車で帰ることを前提に遠くまで歩いてみようと。 暑かったので、休みながら進み、三時間ほどかかりました。 「【Toureal】（旅リアルタイム）」カテゴリの最新記事 「京都 Kyoto」カテゴリの最新記事

624 里山で珍しいキヌガサタケを発見 カテゴリ:【Japan　日本】京都 Kyoto 今日はいつも通り京都西山の山歩きに出かけました。夏の深山は木陰が多くて涼しく、また草葉は青々として良いのですが、小さな虫が多くて閉口します。単に蝶々や蠅くらいなら構いませんが、蚊や虻・蜂などの刺してくる虫もたくさんいます。マムシ等にもより注意が必要です。 深山に分け入る前の里山との境目辺りの道で、珍しいキノコを発見しました。キヌガサタケです。白い網目状のベールのような外皮が特徴的ですね。この数十センチ離れたところにも、もう一つ生えていました。 中国では高級食材とされており、乾物なども高い値段が付くようです。胞子の部分に苦味があるので、洗って除去した後に、スープの具材等に使用するのだとか。とはいえ、今朝見かけたものは採ってはいません。アジア圏においても、見た目の特異性から食用とされない地域もあると聞きます

620 電車と蝶々の撮影練習 カテゴリ:【旅行関連以外の雑記】 家のすぐ裏の田畑の中です。 少し向こうにJRが走っています。 しばしば電車が来ますので、 流し撮りというのも練習してみようかと思いました。 シャッターを開く時間を長くすると、 普通は動いている電車がブレます。 しかし、やって来る電車に合わせてカメラを振ることで 動いている電車はブレずに、景色がブレるようになります。 難しいかと思っていましたが、 初心者の私でも、数枚撮ればコツがつかめて、 思っていたよりは簡単でした。 この写真はAF使ってますが、 きちんと撮るなら、予めマニュアルでピントを合わせておくと良いことはわかりました。 f/14、1/80です。 あまり露出時間を長くすると、肝心な部分までブレてしまったり、 明るくなりすぎたりしました。 しかし短くすると、周りがブレてくれません。 試行錯誤の回数を少なくするには、 もうす

617 過去の旅行中の何気ないスナップ写真の場所を特定するのに凝っています カテゴリ:【Thai　タイ】MahaSarakham マハーサーラカーム 過去の旅行写真の中には、どこで撮ったのかわからない写真も多くなった。たくさんの旅をしていて記憶が錯綜したり、歳のせいで薄れてきているということもある。 銀塩カメラの頃はタイムスタンプなんてなかったし、フィルムや現像も高額だったので写真数も圧倒的に少ないが、それだけに場所がわからない写真については特定するためのヒントも少ない。 デジカメになったらタイムスタンプなどからおおよその場所はわかるのだが、今度はやみくもにパシャパシャ撮っているものも多くなり、どんな状況やタイミングで撮ったのか印象に残っていない写真も多くなった。 以前にもこのような過去の記憶を辿る記事を書いたが、最近そういった場所が特定できない写真の場所を、色々な手がかりから探すのに凝っ

614 シンガポール　カトンのヒンドゥー寺院 カテゴリ:【Singapore シンガポール】Katong カトン これまでの記事でも触れているが、シンガポールは多民族国家である。一番多いのが7割以上を占める中華系、次いでマレー系、インド系がそれぞれ１０％前後だ。この多彩な人種構成が、シンガポールの文化に多様性をもたらしている一因でもある。 そんなシンガポールの街を歩くと、様々な宗教の寺院を見ることができる。キリスト教の教会もあれば、モスク、仏教寺院、そしてヒンドゥー寺院などが、一緒くたにシンガポールの街に溶け込んでいる。 上の写真はカトンと呼ばれる地区にあるヒンドゥー寺院で、ガネーシャ神を祀っている。ガネーシャ神についてはこちらの記事でも書いたことがあるので今回は省略させて頂く。この見事な入口の門や内部の柱のレリーフ等は一見の価値がある。 ちなみにカトンについては、また別の機会に紹介したい

611 【アレンジ】 Get Wild SKKMusic Piano-Player mix カテゴリ:【作曲・編曲】 https://ssl.avexnet.or.jp/tm/getwild/ TMネットワークのGet Wildのリミックス祭りがあるらしくて。 懐かしいです。昔の曲ですがご存じの方も多いのではないでしょうか。カッコイイ曲ですよね。シティハンターのアニメでも使われましたし、高校時代に演奏した思い出もあります。その時私はドラムを担当しましたが。 入賞を狙うほど気合入れるつもりはないけれど、祭りは参加することに意義がある、という格言もあるらしいので、少し頑張ってみました。最近ミックスっぽいことは全くやってなかったのですが、昔に比べればPCが高性能になったのでオーディオデータの取り扱いが遥かに楽ですね、驚きました。 原曲はデジタル色の強い曲ですね。天邪鬼の私は、敢えてアナログ音を中

68 京都の空になにかが棲んでいたのかも知れない日 カテゴリ:【Japan　日本】京都 Kyoto 以前、家内がスマートフォンを道路に落とした上、車に轢かれて、画面が全壊したことがある。この場合、本体の機能は生きていても、マンマシンインターフェイスが全くない状態になる。普段から意図的に開発者向けオプションのUSBデバッグをオンにしておくとＵＳＢで外部端末からアクセスすることも可能なのだが、当然そんな設定などしていない。 ドコモショップに持って行っても、修理したらデータは消えてしまうし、画面が壊れている以上データ保全の方法はない、の一点張りだった。とはいえ、家内も数年分の思い出の写真のデータが消えるのは残念がっていた。本筋とは関係ないので中略するが、苦心の末、データをすべて外部に退避させることに成功した。 たまたま今日、ＰＣのデータを整理していたとき、この退避データを見つけた。いつのものかと

63 【自作曲】 Spread Your Wings カテゴリ:【作曲・編曲】 Spread Your Wings 作曲・編曲：Sakaki 昔の日本ファルコムの影響は受けていると思います。 まぁファンタジー系のRPGのオープニングのイメージで、『一気にエンディングまで行くぜ！』っぽい勢いの曲です。 私は絵は描けませんし、映像のセンスはイマイチだと自覚していますが、少し挑戦してみました。最近は便利なもので、ネット上を探せば著作権表示の必要もないフリーの画像もありますし、動画を作るツールもWindowsについているので、少々いじってみるだけで、これくらいはできるものなのですね。とりあえずなんとなくそれっぽいイメージで作ってみましたけれど、動画師さんがいらっしゃったら作って欲しいorセンスのいい作り方教えてほしい…。 昔、この曲を聞いた方に、プロ転向を誘われたこともありました。プロといっても芸