ものづくりが主流だった20世紀、商品の価格は主に製造原価を基にして決められていた。しかし定額制の各種サービスが普及しつつあるように、価格の決まり方は従来のシステムから大きく変わりつつある。これからの"価値"はどう決まるのか? クラウドワークス代表・吉田浩一郎氏は、その答えはCo-Creation(共創)にあると語った。(ソフトバンクワールド2014より) もう「製造原価」から価格の設定は出来ない 吉田浩一郎氏:これを見たときに皆さんが思われると思うのは、個人の力を活用するというのは企業にとっては20世紀では非常に敷居が高い。「やっぱり個人事業主には発注できないから、法人格を作ってください」というのはよくある話ですね。そうしないと(ルートが)開けないというのがよくありました。それがなぜ今、政府・企業が個人の力を活用しはじめているのか。そこには、大きな変化の本質というものがあると考えています。