「呪術廻戦」などのアニメ制作を担ってきたMAPPAの大塚学社長。人気漫画「チェンソーマン」のアニメ化にあたり、制作会社として自ら100%の出資を行った(撮影:梅谷秀司) 5月22日発売の『週刊東洋経済』は「アニメ 熱狂のカラクリ」を特集。アニメ産業において、作り手である制作会社は「儲からない」立場と言われている。現在主流の「製作委員会」方式ではテレビ局や広告代理店が出資者となる一方、制作会社はあくまで製作委員会からお金を渡されて制作を請け負う下請けであることが一般的なためだ。 【写真】アニメ制作会社、MAPPAの大塚学社長 しかし、その立場の変革を試みる制作会社がある。2011年設立のMAPPAは、「呪術廻戦」や「進撃の巨人 The Final Season」などを手がけ、現在、最も勢いに乗る制作会社の1つである。 同社が集英社「少年ジャンプ+」で連載中の人気漫画「チェンソーマン」アニメ化