岸田文雄首相の「リスキリング支援表明」から約1年が経ちましたが、日本企業でのリスキリングはまだまだ浸透していないのが現状です。個人の「勉強離れ」が起きているといわれていますが、その理由は何なのか? 本の要約サービス「flier(フライヤー)」の代表取締役CEO、大賀康史氏が語ります。 日本人の「勉強離れ」は社会構造上の問題 日本企業では、海外と比較して自己啓発の支援といった人的投資が圧倒的に少ないのが現状です。厚生労働省の分析によると、OJTを除いた人材投資は、GDP比で諸外国のわずか20分の1程度となっています。 人材育成担当者は、この状況について、「個々の学びはその人の自主性に任せている」といいます。 ですが、パーソル総合研究所の「APAC就業実態・成長意識調査」によると、「社外学習・自己啓発を行っていない人」の割合がインドネシアは3%、中国が10%程度。これに対し日本は46%で、半分
![日本人の「勉強離れ」は根深い問題だが…「長く学び続ける習慣」をつけるために大切なこと(大賀 康史) @moneygendai](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/72a501b768a1835c6ef5ec068aa12f60afae5637/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fa%2F2%2F1200m%2Fimg_a2e5e493ce05489804412b4fdae831cf35295.jpg)