2016年7月29日の金曜日と30日の土曜日、リオデジャネイロ市の中心部にある「VIVO RIO」では、日本の国際交流基金の主催で『上を向いて歩こう~Olha pro céu~(オーリャ・プロ・セウ)』が2日間に渡って開催された。 コンサートのタイトルにもなった「Olha pro céu(オーリャ・プロ・セウ)」は、ブラジルで人気を誇るラッパーのエミシーダ(Emicida)と東京スカパラダイスオーケストラが、新たな解釈でレコーディングした「上を向いて歩こう」のタイトルに由来している。 その日の新聞「Jornal O Globo」の文化面には、エミシーダとスカパラの記事が大きく載った。 バリトン・サックスの谷中敦が取材に答えて、エミシーダとのコラボレーションについて、こんなふうに語っていた。 「上を向いて歩こう」という曲は、日本人にとってすごく大事な曲です。 気持ちの上で落ち込んだ時に、歯を