さて、約一ヶ月半ぶりの更新なわけですが、その間にライブドアの堀江が逮捕されたり、東横インが違法な改造をやらかして問題になったり、世間は騒がしく動いていたようですね。特にライブドアの事件は「新自由主義の挫折」として、「虚構の時代の終わり」と言われたオウム真理教事件とダブらせる見方があったりして、なかなかに興味深いわけです。 それにしてもこの事件は、我々がこれまでに体験してきた「インターネットがもたらした自由」に対する抑圧の、三度目のなぞりなおしのように見える。 それは、僕たちにとっての「法」のあり方を考えさせるものだ。 ローレンス・レッシグによれば、人間は「4つの制約条件」によってコントロールされている。「法」「規範」「市場」「アーキテクチャ(環境)」。レッシグや東浩紀の議論では、特に「アーキテクチャ」による管理に焦点が当てられていたが、今回の事件で堀江を躓かせたのは「法」である。そして、こ