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ブックマーク / blog.tatsuru.com (21)

  • 悲しい知らせ - 内田樹の研究室

    悲しい知らせがある。 私にとって悲しい知らせであるばかりか、私と遊びたがっている友人のみなさんにとっても、私に仕事をさせたがっている編集者のみなさんにとっても悲しい知らせである。 昨日、「恐怖の役職者選挙」があり、その結果、私は入試部長に選ばれてしまったのである。 入試部長というのは入試事務全体を統括する仕事である。 入試に関する全業務(はんぱな量じゃないんだよ)に直接、具体的にコミットしなければならない。 ましてや現在は「大学淘汰」の戦国時代である。 実働時間も拘束時間もこれまでより増えることはあっても減ることはない。 どうやら大学を退職する日まで、老骨に鞭打ってフルタイムで働くことを余儀なくされそうである。 というわけで、今日より退職の日まで、これまで約束したものを除いて、執筆、講演その他もろもろのお仕事はすべてお断りしなければならない。 これまでも何度も「断筆宣言」をしているので、私

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    gotanda6 2008/11/01
    それでもブログは続くに1万ガバス
  • ロッキングオン浄土真宗 - 内田樹の研究室

    金曜日、ゼミを終わらせてから、会議が三つ。 教授会が終わってその足で、そのまま東京へ。 新幹線でビールとトンカツ弁当をべたらはげしい睡魔に襲われ、そのまま爆睡。 ねぼけ状態で学士会館へ。 いつもより早く着いたので、まだバーが開いていた。生ビールとソルティドッグを飲んで、お風呂に入って、ばたりと寝る。 寝しなに NHK 第二で6月に放送した講演を MD に落としたのを聴いてみる。 ちょっとだけ聴くつもりだったけれど、面白くて最後まで聴いてしまった。 話しているのは半年前の自分なのに、「この人はいったい何を考えているのか・・・」と頭を抱え込むほどに話が支離滅裂である。 ラジオ放送に際して90分の講演を60分に切り縮めたので、「放送禁止」の箇所をカットした他、話の「間」の部分を「摘んで」ある。 たぶんひとつひとつの「間」はコンマ何秒という単位なのであろうが、それは「息継ぎ」の時間だから、聴いて

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    gotanda6 2008/07/21
    ↓日比谷高校中退。薫くんと同じ学年。
  • 池部良週間始まる、その他のニュース - 内田樹の研究室

    昨日の重大ニュース 「シャトーマルゴーで二日酔い」事件。前日、斉藤言子先生宅で石黒晶先生といっしょにワインをたくさん飲んだ。シャトーマルゴー(釈先生からお中元でいただきました。美味!)から始まって、モエ・エ・シャンドン、ヴーヴ・クリコと飲み続け、ブルゴーニュの赤に行く頃には全員はらほろひれ状態。なんとか家には最終でたどりついたけれど、朝起きるとひさしぶりのワイン二日酔い。 「二日酔いなのに原稿を書く」事件。例によって締め切りを忘れていた。なんとか夕刻までに酔いをさまし、学部長会が終わってから家に飛んで帰って、「私たちにとっての吉隆明」と「秋葉原事件について」二原稿を書き飛ばす。「秋葉原事件」について某書店から寄稿を頼まれてなんとなく気が乗らなくて断ったと一昨日書いたけれど、「なんとなく気が乗らなかった」理由は今にして思えば「他の出版社から同じ趣旨の原稿依頼を受けていたから」であった(そ

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    gotanda6 2008/07/15
    「「他の出版社から同じ趣旨の原稿依頼を受けていたから」であった」なんて牽制球! ちょっとひどい。
  • パイレーツ・オブ・チャイナ - 内田樹の研究室

    文藝協会というところに入会したので、会報が送られてくる。 文藝協会はたぶんもともとは寄る辺なき文士たちの相互扶助組織として発生したものではないかと思う。 「寄る辺なき人々」のための相互扶助・相互支援組織というのはたいせつな中間共同体である。 しかし、文藝協会の最近のメインの仕事は著作権の管理である。 私はこれがどうにも、「なんか違うんじゃないか」という気がしてならないのである。 いま著作権の保護期間は50年である(これを国際標準に合わせて70年に延長することを協会は求めている)。 著作者が死ぬと、著作権はその親族に継承される。 だから、文藝協会の会員も相当数は操觚の人ではなく、著作権継承者の方々である。 著作者自身が自分の書き物について、その使途や改変について「ちょっと、それは困るわ」という権利を留保することは許されると思う。 文章が書き換えられて、それに自分の名前がつけられて流布して

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    gotanda6 2008/07/01
  • キャリアを考える - 内田樹の研究室

    「キャリアを考える」というタイトルのリレー式の講義の順番がまわってきた。 一回 90 分。80 人ほどの学生さんたちを相手に「キャリア教育」のために一席弁じる。 「キャリア教育」というプログラムの問題点についてはこれまでに何度か書いてきた。 就活の学生たちがもっとも苦しんでいるのは「適性・適職」というイデオロギーである。 このイデオロギーはRクルートをはじめとする就職情報産業によって組織的に流布されている。 就職情報産業は営利事業であるから、そこが主力商品であるところの「就職情報」に対するニーズを大量に、かつ継続的に求める「クライアント」を確保することに腐心するのは当たり前のことである。 学生諸君はまさにその「クライアント」である。 就職情報産業にとって「理想的なクライアント」とは、きわめて早い時期から(できれば入学と同時に)就活マインドに火が点き、以後在学中眼を血走らせて就職情報を渉猟し

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    gotanda6 2008/04/30
    確か「自分探しが止まらない」という本にこの辺のことが書いてあった気がする。
  • 人生はミスマッチ (内田樹の研究室)

    リクルートの出している「RT」という冊子の取材が来て、「高校の先生に言いたいこと」を訊かれる。 中高の現場の先生には基的に「がんばってね」というエールを送ることにしている。 現場の教師の士気を低下させることで、子どもたちの学力や道徳心が向上するということはありえないからである。 現場の教師のみなさんには、できるかぎり機嫌良くお仕事をしていただきたいと私は願っている。 人間は機嫌良く仕事をしているひとのそばにいると、自分も機嫌良く何かをしたくなるからである。 だから、学校の先生がすることは畢竟すればひとつだけでよい。 それは「心身がアクティヴであることは、気持ちがいい」ということを自分自身を素材にして子どもたちに伝えることである。 「気持ちよさ」は知識や技能を持っているので「まことに便利だ」という仕方で表現してもよいし、推論や想像で思考が暴走するのは「ぞくぞくする」という仕方で表現してもよ

  • 三連休のはずだが・・・ - 内田樹の研究室

    明けて土曜日は学士会館で取材が二つ。 一つは旧友阿部安治くんの会社、教育開発出版株式会社の仕事で、教育問題について。 阿部くんはアゲイン店主石川 “針切りボーイ” 茂樹くんの青学仏文時代の友人の過激派文学青年で、私も二十歳頃からの長いおつきあいである。 夭逝したのみさぶーが「名前からして『治安』をひっくり返すんだから」と長嘆していたとおり、出版会社に入ってからも組合の委員長をやって経営者たちの心胆を寒からしめていたが、いつのまにかその会社の社長になっていた。 平川くんの跡を継いで、サンケイに「ビジネスアイ」というコラムを書いているので、名前をご存じのかたも多いであろう。 どうして子どもたちはこんなに学力が低下してしまったのでしょう? というインタビュアーの質問から始まって、1時間半ほど「学ばない子どもたち、働かない若者たち」の「モチベーションの崩壊」がどのようなダイナミックな構造をもって

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    gotanda6 2007/10/08
  • キャリア教育って・・・何? - 内田樹の研究室

    大学が始まる。 授業は28日からだが、今週からもう会議は始まっている。 木曜は朝の9時半から人事委員会。それからAO委員会。午後は取材が2件、朝日新聞の『大学ランキング』の小林さんと次の仕事の打ち合わせ。それからヒミツの会議が二つ。 ふう。 取材は2件とも今度現代GPに当たった(「GPを取った」というような主体的な表現はどうもはばかられる)副専攻制度について。 リベラルアーツとキャリア教育をジョイントした私どものアイディアが(意外にも)メディアの耳目を集めているのである。 「キャリア教育」というのはどこの大学もだいたい同じことをやっている。 「リメディアル教育」と構造的には変わらない。 「リメディアル教育」というのは「大学には入ったけれど、大学の勉強が理解できないので、困っている学生」がその段階で脱落して不登校とか退学とかしないように、大学の授業がわかるように補習をしてあげることである。

  • 武道の必修化は必要なのか? - 内田樹の研究室

    学習指導要領の改定作業を進めている中央教育審議会の体育・保健部会は4日、中学校の体育で選択制の武道を必修化する方針を決めた。 礼儀や公正な態度など、日の伝統文化に触れる機会を広げるのが狙い。 2011年度から実施予定。男子の武道は92年度まで必修だった。女子について必修化するのは戦後初めて。 伝統文化の尊重は、昨年12月に改正された教育法にも盛り込まれていた。 同部会主査の浅見俊雄東大名誉教授は「必修化で一層、日の伝統に親しんでもらいたい」と話している。 武道とともにダンスも必修化される。 というニュースを見る。 不思議なことを考える人たちである。 武道とダンスを必修化・・・って、それって神戸女学院大学の「武術と舞踊で切り開く新しい教育の可能性」と「同じ流れ」なんですか?と訊かれそうであるが、私は(ぜんぜん)違うと思う。 どこが違うのか、その理路を述べたい。 日の武道は近代におい

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    gotanda6 2007/09/06
    必修云々の前に、国体を叩きなおすのが先決、と佐山聡なら言うね
  • 007全巻制覇の旅が始まる - 内田樹の研究室

    水曜日はオフなのだが、会議がひとつ。終わると同時に梅田へ出て、二回目の毎日新聞の外部紙面研究会。 これは毎日新聞の紙面について外野からあれこれいちゃもんをつける企画であり、新聞のあら探しをすることを当の新聞社から要請されているわけであるので、心を鬼にして新聞メディアの諸問題について1時間にわたり苦言を呈する。 デスクのみなさんからはいくつか反論やエクスキュースがあったが、総じてたいへんに真摯に私の暴虐きわまりない批判の言に耳を傾けてくださっていた。 私のような人間を呼んで悪口を言わせてそれを聴くことのできる毎日新聞社諸氏の雅量と寛仁大度にあらためて敬意を表したい。 今回私が学んだことが一つあるので、それについてだけご報告させて頂きたい。 それは新聞には速報性は求められていないのではないかという問題提起に対して示されたお答えである。 新聞記者が求められるのは速報ではなく、「特報」すなわちスク

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    gotanda6 2006/12/15
    「来年も新年早々から注目する人」として大瀧詠一」
  • 少子化と家族解体 - 内田樹の研究室

    火曜の大学院のゼミのテーマは「少子化」であった。 これについては、これまでもすでに何度もこのブログで論じているので、とくに付け加えるべき意見はない。 少子化そのものは日が国民国家として縮小段階に入ったことの徴候であり、無限の経済成長、無限の資源、無限の市場というありえない幻想から醒めつつあることを意味している。 こういうものは個人の発意や決断でどうこうなるものではなく、地学的な変動のようなものである。すでに人口負荷が日の国土と環境の耐力限度を超えているのであるから、縮むのが合理的なのである。 これについては今年のはじめごろ、古田隆彦青森大学教授(人口社会学)の所論を紹介した。それを再度ご紹介しておこう。 人口容量(carrying capacity)という概念がある。 日列島の人口容量は、旧石器時代で3万人、粗放農業文明期で700万人、集約農業文明期で3300万人と推定されている。

  • 内田樹の研究室: 教育破壊はどこまで続くのか

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    gotanda6 2006/10/27
    内田先生が当たり前のことを言ってもおもしろくない。
  • 内田樹の研究室: うなぎくん、小説を救う

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    gotanda6 2006/10/23
    先週どこかの週刊誌で中村江里子のインタビューがあった。「気付いたらパリに住んでた」みたいなことを言ってたよ。
  • 内田樹の研究室: うなぎくん、小説を救う

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    gotanda6 2006/08/11
    すごいメンツ。こんなところにも康芳夫
  • 内田樹の研究室: うなぎくん、小説を救う

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    gotanda6 2006/06/09
    ソトコトがマルチのアムウェイ(American Way of Life)の機関紙であることにも触れておきたい。
  • 他者の思考:内田樹

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    gotanda6 2006/03/29
    朝日新聞で『国家の品格』批判
  • 内田樹の研究室: うなぎくん、小説を救う

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    gotanda6 2006/02/25
    おもしろい。コメントする人のずれっぷりはもっと面白いけど。
  • 極道評論家の予言

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  • 内田樹の研究室: うなぎくん、小説を救う

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    gotanda6 2005/09/22
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  • 内田樹の研究室: うなぎくん、小説を救う

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    gotanda6 2005/09/13